2021年5月7日、BMWジャパンはMINI クロスオーバーのラインアップに高効率ガソリンエンジンを搭載した「クロスオーバー Buckingham(バッキンガム)」を設定。デリバリーは2021年5月中旬以降を予定している。(タイトル写真のクルマはバッキンガムではありません)

1.5Lの3気筒エンジンを搭載したエントリーグレード

MINI クロスオーバーは、2011年にMINIの4番目のモデルとして登場した、その名のとおりクロスオーバーSAV(BMWグループではSUVをSAV=スポーツ アクティビティ ビークルと呼ぶ)モデルだ。ドイツ本国をはじめとするヨーロッパでは「MINI カントリーマン」の名で販売されているが、登録商標の関係で日本では「MINI クロスオーバー」となっている。

MINI初のプレミアム コンパクトSAVである現行モデルは2017年に登場した2代目で、2020年秋にマイナーチェンジ。エクステリア デザインを洗練させ、機能性も向上させていた。

画像: エントリーグレードのバッキンガムからホッテストグレードのジョン・クーパー ワークスまで、6グレードが設定された。

エントリーグレードのバッキンガムからホッテストグレードのジョン・クーパー ワークスまで、6グレードが設定された。

今回、追加された「バッキンガム」は、最高出力75kW(102ps)と最大トルク190Nm(19.4kgm)を発生する1.5Lの直列3気筒ターボのガソリンエンジンを搭載する、MINI クロスオーバーのエントリーグレードとなる。

エントリーグレードとはいえ、人気の高い新型マルチディスプレイ メーターパネル、ドライビングアシスト、リアビューカメラ、パーキングアシストなどを標準装備。また、専用品としてユニオンジャックをモチーフとした専用デザインのサイドスカットルを装備して、特別感を演出している。

画像: 1.5Lターボのガソリンエンジンを搭載した、MINI クロスオーバー バッキンガム。

1.5Lターボのガソリンエンジンを搭載した、MINI クロスオーバー バッキンガム。

■MINI クロスオーバー バッキンガムの主な装備

●専用サイド スカットル
●専用リア ステッカー
●メタリックペイント/ボディカラー ルーフ&ミラー キャップ
●ルーフレール
●16インチ リヴォレット スポーク シルバー
●クロス ファイヤーワーク カーボンブラック
●スポーツレザー ステアリングホイール
●インテリア サーフェス ヘイジーグレー
●オートマチック オペレーション テールゲート(イージーオープナー機能付き)
●コンフォートアクセス
●前後アームレスト
●ストレージ コンパートメント パッケージ
●自動防眩ルームミラー
●LEDヘッドライト(コーナリングライト付き)
●ナビゲーションシステム
●マルチディスプレイ メーターパネル
●ドライビングアシスト(前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ、レーンディパーチャー ウォーニング)
●アクティブ クルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)
●MINI Connected(有効期間::3年間)
●ドライビング アシスタント パッケージ プラス:リアビューカメラ、パーキングアシスト/PDCフロント&リア

車両価格(税込)は、395万円。今までのエントリーグレードだったディーゼルの「クーパーD」よりも38万円も安い価格設定だ。駆動方式はFFで、トランスミッションは7速DCT。ハンドル位置は右のみ。

■MINI クロスオーバー バッキンガム 主要諸元

●全長×全幅×全高:4315×1820×1595mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1490kg
●エンジン:直3 DOHCターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:75kW(102ps)/3900rpm
●最大トルク:190Nm(19.4kgm)/1800-3600rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・61L
●WLTCモード燃費:13.7km/L
●タイヤサイズ:205/65R16
●車両価格(税込):395万円

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