モーターマガジン社が発行するムック、GTmemories 7「MZ11ソアラ」が5月31日に発売になった。ここでは、そのダイジェスト版を4回に渡って紹介する。1980年代をリードした「元祖ハイソカー」初代ソアラの魅力を紹介していこう。第3回の今回はトヨタ ソアラ 2000GTと3000GTについてだ。(「GT memories 7 MZ11ソアラ」より一部抜粋)

2800GTのエンジン排気量を3Lまでアップ。3000GTは最強のソアラに

外板色に新色を採用。メッシュタイプのアルミホイールの採用などにより、エクステリアもより洗練されたものとなった。

1985年1月、初代ソアラは大きな変化を遂げることになる。2800GT系がラインアップから外れ、3000GTとなったのだ。搭載されるエンジン3L 直6 DOHCの6M-GEU型となった。2800GTでもパワー的には十分だったが、さらにライバルに差をつけた。

5速MTも設定されたが、3000GTの主役は4速ATと言えた。というのも、目玉はエンジンのスープアップとともに、エレクトロ・マルチビジョンにもあったからだ。3000GTリミテッドのAT車に設定され、デジタル表示で走行情報を表示する「ドライビングモニター」やクルマの停止時にはカラーTV、VTR画面などに切り替わるデバイスを搭載していた。

3000GTリミテッドのAT仕様に装備されたエレクトロ・マルチビジョン。走行状態を表示するドライビングモニターや停車時はテレビ視聴もできた。

もうひとつ、ソアラの進化の過程で忘れてはならないことに2L 直6である1G系エンジン搭載車の進化がある。もともとは廉価版というイメージが強かったが、1983年に、DOHCバージョンを追加した。シリンダーヘッドは旧弊な感もあった1シリンダー当たり2バルブから4バルブという現代的なものになっていた。

この1G-GEU型エンジンは、3000GTの登場と同じ1985年1月の一部改良時に、燃料噴射装置やファイナルギアレシオの見直しが行われ、発進加速性能や、日常での使い勝手が改善されている。

エクステリアに関して他グレードと異なるのは、「TWINCAM24」のエンブレムくらいとなってしまうが、ソアラのスポーツイメージを一気に高めていくことになったと言っていいだろう。

このようにモデル末期となっても新技術を投入した初代ソアラは、スペシャリティカーとしての揺るぎない地位を築いた。

画像: エンジンは1G-GEU型。24バルブヘッドを搭載した2Lユニット。高回転の気持ちよさが身上となった。トヨタの名機のひとつだ。

エンジンは1G-GEU型。24バルブヘッドを搭載した2Lユニット。高回転の気持ちよさが身上となった。トヨタの名機のひとつだ。

トヨタ ソアラ 3000GT 主要諸元

●全長×全幅×全高:4675×1695×1360mm
●ホイールベース:2660mm
●車両重量:1310(1330)kg
●エンジン:直6DOHC
●排気量:2954cc
●最高出力:190ps/5600rpm
●最大トルク:26.5kgm/4400rpm
●トランスミッション:5速MT(4速AT)
●駆動方式:FR
●車両価格(税込):296万7000円(308万2000円)※1985年当時

トヨタ ソアラ 2000GT 主要諸元

●全長×全幅×全高:4675×1695×1360mm
●ホイールベース:2660mm
●車両重量:1230(1245)kg
●エンジン:直6DOHC
●排気量:1988cc
●最高出力:160ps/6400rpm
●最大トルク:18.5kgm/5200rpm
●トランスミッション:5速MT(4速AT)
●駆動方式:FR
●車両価格(税込):270万8000円(282万2000円)※1983年当時

GTメモリーズ7「MZ11ソアラ」5月31日発売・定価:1900円(税込)

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