2021年8月の正式発表が予定されている改良型フォレスター(D型)の事前撮影会が、ちょっと変わったところで実施された。そこは、スバルがメディアのために新たに開設したアウトドアスペース「SUBARU里山スタジオ」。マルチなタレントぶりが進化した新型フォレスターと同様に、そのスタジオもまたさまざまな使い方が楽しめそうなスポットだった。

大幅フェイスリフトを実施。より精悍なまなざしに変身

画像: テントサイトにたたずむ新型フォレスター。左は新色のカスケードグリーン・メタリックをまとった「ツーリング」、右は新たにe-アクティブシフトコントロールを採用したe-BOXER搭載の「アクティブ」だ。

テントサイトにたたずむ新型フォレスター。左は新色のカスケードグリーン・メタリックをまとった「ツーリング」、右は新たにe-アクティブシフトコントロールを採用したe-BOXER搭載の「アクティブ」だ。

「フォレスター大幅改良モデル」の先行予約が、2021年6月14日から始まっている。第5世代モデルとしては1.8Lターボ搭載グレードが新設定された2020年10月以来の、ビッグなマイナーチェンジだ。

フロントマスクの印象が大きく変わっている。スバルのデザインコンセプト「BOLDER」表現を採り入れ、逞しさと質感をさらに高めたアレンジが加えられた。とくにエッジ感が増しながらやや小ぶりになったヘッドランプと、対照的に大型化されたグリルが作り出す表情は精悍だ。ボディカラーは緑系が2色、ブロンズ系に1色、それぞれ新色が設定された。

画像: 小ぶりでシャープなヘッドランプデザインが、精悍な表情を生んでいる。写真はX-BREAK。

小ぶりでシャープなヘッドランプデザインが、精悍な表情を生んでいる。写真はX-BREAK。

ヘッドランプはデザインだけでなく、新たにアレイ式のアダプティブドライビングビームを採用している。従来のシェードロータリー式に比べ、アレイ式の遮光性はより細密で、照射範囲の切り替えも素早い。同時にウインカーは、LED式に変更された。ちなみにライティングスイッチはOFFに固定できない仕様となり、点け忘れを防止している。

画像: SF映画に出てきそうな「マシン」のイメージも漂う、新型フォレスターのフロントフォグランプ。

SF映画に出てきそうな「マシン」のイメージも漂う、新型フォレスターのフロントフォグランプ。

このほかにX-BREAKでは、フロントフォグランプは専用の丸型6連LEDタイプが新たに採用されているほか、外装のブラック加飾部には傷を目立ちにくくする幾何学テクスチャーが新たに配された。本革巻きステアリングホイールやシフトパネルの加飾をブレイズガンメタリックに変更するなど、インテリアの質感も高められている。

e-BOXERの変速制御を改良。アイサイトも新世代へと進化した

画像: ヒルディセント制御、X-MODEの復帰機能など、悪路を制するための走行性能にも改良が施された。

ヒルディセント制御、X-MODEの復帰機能など、悪路を制するための走行性能にも改良が施された。

走行性能面ではe-BOXER搭載の全グレードに、よりスポーティな変速制御を行う「e-アクティブシフトコントロール」を盛り込んだ。スポーティな走りに定評のある1.8L水平対向ターボユニット搭載車も含めて、全グレードで足まわりが改良されていることにも、要注目だ。乗り心地を改善するとともに、操舵応答性も高めているという。

スバルの代名詞とも言うべき「アイサイト」は、レヴォーグと同等の新世代へと進化している。ステレオカメラの画角をより広くして、対向車や歩行者、自転車などの障害物の検知性が高められた。交差点などでの衝突回避・被害軽減をサポートするプリクラッシュブレーキの作動領域拡大など、そのまま安心感の向上へとつながるはずだ。

アイサイトのツーリングアシスト機能は、車線認識と制御性能が向上。斜め方向の先行車認識精度も改善され、急なカーブでの追従性を高めている。割り込み車両への対応も素早くなるなど、ACC(アダプティブクルーズコントロール)による走行制御がよりスムーズになっているようだ。

画像: グーでダウン、パーでアップ。運転しながらも目線を外さずジェスチャーだけでエアコン設定温度が調整できる。

グーでダウン、パーでアップ。運転しながらも目線を外さずジェスチャーだけでエアコン設定温度が調整できる。

細かいところでは、わき見、居眠りといったドライバーのコンディション変化を検知し、音や表示で警告を発する「スバル ドライバーモニタリングシステム」に新たな機能を追加。マルチファンクションディスプレイの前に手をかざして開いたり閉じたりすると、エアコンの設定温度を自在に調整することができるようになった。

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