2021年7月6日(現地時間)、ロータスカーズはブランニューのスポーツカー「エミーラ」を発表。7月8〜11日に開催されるグッドウッド フェスティバル of スピードで実車を公開する。

3.5L V6はトヨタ製、では初搭載の2L 直4ターボエンジンは?

画像: ドアからリアフェンダーへつながる大きなエアインテークがミッドシップ スポーツの証しだ。

ドアからリアフェンダーへつながる大きなエアインテークがミッドシップ スポーツの証しだ。

ロータスカーズは、タイプ131と呼ばれている同社の最後の内燃エンジン搭載車は「エミーラ(EMIRA)」という車名で、2021年7月6日に発表するとアナウンスしていたことは、以前に当Webモーターマガジンでも紹介した。これ以降は、EVのみを生産することになるという。

そのエミーラが、ついに公開された。そのスタイリングは、エッジをシャープに仕上げたボンネット、後部に向かって次第に引き締まっていくシュリンクラップされたキャビン、力強いリアまわりに切り込まれたアーティスティックシェイプが施されたドアとベントなど、同社のEVハイパーカー「エヴァイヤ」の影響を受けている。

ヘッドランプはツインブレードデザインの縦型オールLED。リアでは「LOTUS」のロゴが入ったバンパーもエヴァイヤからインスパイアされたもので、両端にはホイールアーチからの空気を排出するアウトレットが備わる。テールランプはフラットなC字型のLEDで、ボディ後端下部はディフューザーとなっている。

パワートレーンは2種類ある。従来からトヨタ製エンジンをベースとしてきたロータスは、エキシージやエヴォーラと同様にトヨタ製の3.5L V6にスーパーチャージャーを組み合わせて搭載する。これに加え、ロータスにとって初となるAMG製の2L 直4ターボを採用する。組み合わされるトランスミッションは、V6はMTもしくはAT、直4はDCT(いずれも変速段数は未発表)となる。

インテリアはロータスの哲学であるドライバー中心で人間工学に基づいた、手の動きと視線移動を最小にしたものだが、現代的なデザインと素材の品質から、収納スペースの拡大、卓越したフィット感と仕上がり、細部へのこだわり、豊富な先進技術が統合された。

ドアトリムと一体化し包み込むようなダッシュボードは、ドライバーがクルマと一体感を感じるようなまとまりのある感覚を生み出す。シートは、高速コーナリングでのサイドサポートと、ロングツーリングの快適さとを満たすよう設計されている。12ウエイのパワーシートもオプション設定される。

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