2021年9月24日(金)〜26日(日)に開催が予定されていた「2021 FIA世界耐久選手権 第5戦 富士6時間耐久レース」の開催中止が決定した。2021年7月7日に富士スピードウェイから発表された。

10月にはF1日本グランプリ、11月にラリージャパンの開催も予定されているが

ル・マン ハイパーカーによる戦いが日本にやってるはずだったが、2021年もWEC富士6時間耐久レースは新型コロナウイルスの影響で中止となってしまった。

富士6時間耐久レースはWEC世界耐久選手権のカレンダーの中でも人気のイベントで、昨年2020年も新型コロナウイルスのパンデミックのため開催がキャンセルとなった。さらに、ル・マン ハイパーカーによるレース初年度となる2021年は、トヨタGR010ハイブリッドの参戦もあり大きな盛り上がりを見せつつあった。

しかし、開催まで残り3カ月となった現時点においても、外国人選手やチーム関係者の移動および滞在などの規制が不透明で、開催を確約できる見通しが立たないため、やむなく開催を断念することとなった。

この決定に際して、富士スピードウェイの原口英二郎社長は「WEC富士大会は『耐久の富士』の象徴的なレースであり、開催に向けて努力してまいりましたが、ファンの皆様のご期待に添うことができず、残念でなりません。2022年のWEC富士大会の開催に向けては、LMEMとの固い信頼関係のもと、確実に準備を進めてまいりますので、どうかご期待ください」とコメントしている。

富士6時間耐久レース中止に伴い、代替レースとしてバーレーンで行われる予定の最終戦にオプションでもう1戦が追加される方向で調整されているという。現時点では、10月30日と11月6日にレース周回時間をかえて開催される予定となっている。

なお、8月21〜22日にシーズン第4戦として開催される「ル・マン24時間レース」は、現時点で予定どおり行われることになっている。

画像: 富士6時間耐久レースはWEC世界耐久選手権のカレンダーの中でも人気のイベントとなっている。写真は2019年秋に行われたときのもの。

富士6時間耐久レースはWEC世界耐久選手権のカレンダーの中でも人気のイベントとなっている。写真は2019年秋に行われたときのもの。

2021年WEC世界耐久選手権 暫定スケジュール

第1戦:5月1日/スパ6時間
第2戦:6月13日/ポルティマオ8時間
第3戦:7月18日/モンツァ6時間
第4戦:8月21日〜22日/ル・マン24時間
第5戦:10月30日/バーレーン6時間
第6戦:11月6日/バーレーン8時間

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