ハイウエイドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は、東北自動車道・佐野SA(上り)のおみやげ「つるり佐野生ラーメン」や「蔵人が育てた米で造った甘酒」を紹介しよう。

「佐野」といえば、ラーメン。市内には200もの店がひしめく

画像: 2020年7月に改装工事を終えて、リニューアルオープンした佐野SA(上り)。

2020年7月に改装工事を終えて、リニューアルオープンした佐野SA(上り)。

東北道にあり、北関東道と圏央道にも近い佐野SA(上り)。まさに交通の要衝にあり、しかも東京まで約1時間という、休憩にもぴったりの場所にあります。

そんな栃木県佐野市の名物といえば、なんといっても「佐野ラーメン」。佐野という街は人口約12万という規模でありながら、市内には200を超えるラーメン店がひしめく激戦区となっています。そんな競争の厳しいところで磨かれたのが佐野ラーメンですから、美味しいことは間違いありません。

佐野ラーメンのスタンダードなスタイルは「ちぢれた多加水麺」と「澄んだ醤油系スープ」の組み合わせです。麺は青竹で打つのも佐野ならでは。この方法で麺を打つと気泡の多い麺となり、茹で上がり時間が短く、かつコシも強くなるとか。

また、毎日のようにラーメンを食べても飽きないように、スープはさっぱり系となっているそう。ただし、200軒以上もラーメン店がありますから、すべてが同じ味なわけではありません。個性豊かな味わいを楽しめるというのも、佐野ラーメンの特徴と言えるでしょう。

わずか45秒で茹で上がる定番おみやげの佐野ラーメン

画像: 人気おみやげの「つるり佐野生ラーメン(4食入り)」(1080円)の調理例。自分で具材をプラスしたもの。

人気おみやげの「つるり佐野生ラーメン(4食入り)」(1080円)の調理例。自分で具材をプラスしたもの。

そんな佐野SA(上り)の大人気グルメといえば、当然のように「佐野ラーメン」となります。しかもフードコートの一番人気であるだけでなく、お持ち帰りのおみやげとしても「佐野ラーメン」がナンバーワンとか。もちろん、佐野ラーメンにも種類はいろいろとあります。そんな中で定番商品として人気があるのが、今回紹介する「つるり佐野生ラーメン(4食入り)」(1080円)です。

これは、明治20年(1887年)から現在まで約130年以上にわたって佐野で製麺業を行っている、佐野ラーメン本舗 上岡商店の製品です。「つるり」とは「鶴里」という同社の商標で、佐野の地が古くから「鶴の里」と呼ばれていることに由来するとか。パッケージに「45秒」とあるのは、茹でる時間。つまり、この製品はわずか45秒で茹で上がってしまうのです。

パッケージの中には、詳細な「ラーメンの作り方の説明書」と「麺(1食分は130グラム)」「スープの素」が入っています。パッケージの箱そのものにも佐野ラーメンのうんちくがたっぷりと書かれているのも、おみやげにぴったりな要素でしょう。

実際の作り方は、とても簡単です。先にスープの素をお湯でわって作っておき、大きな鍋でお湯を沸騰させ、ほぐした麺を投入。45秒経ったらお湯から麺を上げて湯切りし、スープの中に入れたら完成。あっという間に出来上がってしまいます。

ちぢれた麺は太さも長さも均一ではなく、ちょっと手打ちソバのような見た目ですが、けっこうコシがあります。優しい醤油味のスープはコクがありつつも、キリリとした印象。これぞ佐野ラーメン!という美味しさです。

おみやげラーメンを持ち帰り、最初に製品の麺とスープだけで作ったシンプルなラーメンと、そこに具材を追加した2つのバージョンを作ってみました。すると麺とスープだけの方が、味がくっきりしているんですね。具材をプラスするとマイルドになるというか、味がボヤけてしまいました。これがプロと家庭で作る味の違いなのでしょうか。基本の味を確認するためにも、最初は具材なしで味わうのもおすすめです。

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