2021年3月にワールドプレミアされたポルシェ タイカンのマルチパーパス ビークルであり、電気自動車(BEV)の「タイカン クロスツーリスモ」が日本でもお披露目された。まずは、そのディテールを写真とともに紹介しよう。

さまざまなシチュエーションで活躍しそうなオールラウンダーEV

2020年にポルシェ初の量産電気自動車「タイカン」を送り出し、その第2弾として「タイカン クロスツーリスモ」を2021年3月にワールドプレミアした。簡単に言ってしまえば4ドアスポーツのタイカンを5ドアワゴン化したモデルであるが、ポルシェが単なるワゴン版を作るわけがない。

車名に「クロス」と付いていることからも推測できるように、スタイリングにはクロスオーバーSUVテイストも与えられている。前後バンパーの下部やサイドスカートはブラック塗装でオフロード車的なデザインが与えられ、前後ホイールアーチはオーバーフェンダー風のモールディングが装着されている。最低地上高もタイカンより20mm高められ、オプションのオフロード デザインパッケージを選べば、さらに10mm高くなる。

インテリアは、湾曲した16.8インチのメーターディスプレイや2面の10.9インチディスプレイ、センターコンソールのダイレクトタッチコントロールなど、フロントシートから見えるインテリアの景色はタイカンと基本的に変わらない。だが、ロングルーフ化でリアシートのヘッドスペースは36mm高められ、ラゲッジスペースはリアシートを倒せば最大1200Lにまで拡大する。

日本仕様は駆動用モーターの出力の違いで、タイカン 4クロスツーリスモ/タイカン 4Sクロスツーリスモ/タイカン ターボクロスツーリスモの3グレードを設定。最高出力はそれぞれ、380ps/571ps/680psとなる。いずれも、前後に2基の電気モーターを搭載して4輪を駆動する4WDとなる。

アダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンキープアシスト、レーンチェンジアシストなど、安全運転支援装備も充実。都会でもリゾートでも映えるスタイリングのオールラウンダー、タイカン クロスツーリスモは、本家のタイカンより人気を集めるかもしれない?

■ポルシェ タイカン4クロスツーリスモ 主要諸元(欧州参考値)

●全長×全幅×全高:4974×1967×1409mm
●ホイールベース:2904mm
●車両重量:2245kg(DIN)
●モーター:交流同期電動機×2
●最高出力:280kW(380ps)
●オーバーブースト時の最高出力:350kW(476ps)
●最大トルク:500Nm(ローンチコントロール作動)
●バッテリー総電力量:83.7kWh
●WLTPモード航続距離:389〜456km
●最高速:220km/h
●0→100km/h加速:5.1秒
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:前225/55R19、後275/45R19
●車両価格(税込):1309万円

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