2021年7月7日にイタリア本国で発表された、ランボルギーニ アヴェンタドールの最終バージョン「LP780-4 Ultimae(ウルティメ)」が日本でも公開された。まずは、そのディテールを写真で紹介しよう。

内燃機関への賛辞を込めた、最後のアヴェンタドール

アヴェンタドール LP780-4 ウルティメ(Ultimaeはラテン語で「最新」の意味)は、ランボルギーニのフラッグシップであり、内燃エンジン搭載モデルの記念すべきファイナルプロダクションとなる。

極めて高剛性で軽量なカーボンファイバー製モノコックと、シャシ、ボディ、インテリアなど広範囲にカーボンファイバーを使用し、乾燥重量は1550kgを実現。6.5L V12エンジンは最高出力780hp/最大トルク720Nmにパワーアップされ、0→100km/h加速は2.8秒、最高速は355km/h、そしてカーボンセラミックブレーキにより100km/hから完全停止するまでの距離はわずか30mだという。

エクステリアのカラーリングはランボルギーニの職人が40時間以上もかけて手作業で仕上げたもの。インテリアにはエクステリア同様カーボンファイバーなどの超軽量素材を採用し、Y字型モチーフのパターンがキャビン全体にレーザーで細かく彫り込まれている。

アヴェンタドールSVJのパフォーマンスを活かしながら、アヴェンタドールSの洗練されたエレガンスをさらに強調し、デザインとダイナミズムを融合させたアヴェンタドール LP780-4 ウルティメ。クーペが350台とロードスターが250台の限定生産だが、例によってすべて売約済みであるという。

■ランボルギーニ アヴェンタドール LP780-4 ウルティメ クーペ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4868×2098×1136mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1550kg(乾燥重量)
●エンジン種類:V12 DOHC
●排気量:6498cc
●最高出力:574kW(780ps)/8500rpm
●最大トルク:720Nm(73.4kgm)/6750rpm
●トランスミッション:7速AMT
●駆動方式:縦置きミッドシップ4WD
●タイヤ:前255/30ZR20、後355/25ZR21
●最高速:355km/h
●0→100km/h加速:2.8秒
●0→200km/h加速:8.7秒
●100→0km/h制動:30m

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