クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車ボルボ V60 クロスカントリーを紹介していこう。取材時はまだ雪の心配があるので今回はスタッドレスタイヤのまま走行した。約1300kmのうち長距離は300km程度である。あとはもっぱら都内の移動がメインだった。(Motor Magazine 2020年5月号より)

パワートレーンは2L直4直噴ターボを搭載

今月(編集部註:2020年2月)から新しい長期テスト車を導入した。ボルボ V60 クロスカントリー T5 AWD プロ(以下V60CC)である。まずは、このクルマのディテールから紹介しよう。ボディカラーはオスミウムグレーメタリック。シート素材、インテリアカラーはパーフォレーテッド ファインナッパレザー チャコールである。

装着されているオプションは、メタリックペイント(オスミウムグレーメタリック)9万2000円、プラスパッケージ(チルトアップ機構付電動パノラマガラスサンルーフ、ステアリングホイールヒーター、リアシートヒーター、テイラードダッシュボード)34万円で車両価格664万円にオプション装備を含んだ合計価格は707万2000円となる。

T5グレードなので搭載エンジンは、2L 直列4気筒DOHC 直噴ターボ。最高出力は254ps、最大トルクは350Nmを発生する。走りはとても軽快で、もちろん悪路走破性も高いので機動力は格段に上がることが簡単に想像できる。

さて、テスト車のV60CCだが、今月はまだ雪の心配があったためスタッドレスタイヤを履いていたが、都内の桜の開花宣言とともにタイヤもスタッドレスタイヤ「ヨコハマアイスガード6」からサマータイヤに交換した。

実は、このアイスガード6を履いたV60CCで北海道 千歳から東京までロングドライブを1月に行った。そこで雪、氷、ウエット、ドライと2日間であらゆるシーンの道を走ったが、その安定感にとても好印象を抱いていたのだ。このまま一年中履き続けてもいいかな、と思っていたほどである。 

気温によって自動で起動する装備が快適

話は変わるが、寒い冬の朝でもV60CCは、それほど寒さを感じない。それはエンジンの始動とともに自動でスイッチが入るシートヒーターとステアリングヒーターのお陰なのである。ハンドルとシートの横に「A」とあるのが自動で起動している表示である。これはあらかじめ設定しておけば外気温が10度未満のときに自動で起動し、適温になれば今度は自動でオフになるという優れものだ。ボルボ車は陰日向に乗員を実に快適にしてくれる機能が装備されているのである。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充)

画像: 寒い朝にとても便利なのがこの機能。Aと表示されているのは自動起動しているためだ。

寒い朝にとても便利なのがこの機能。Aと表示されているのは自動起動しているためだ。

■第1回/2020年2月21日 〜 3月23日(1カ月目)のデータ
・オドメーター:4075km
・走行距離:1329km
・給油量:139.0L
・実燃費:9.6km/L

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