2021年9月8日、ロータスは新型スポーツカーである「エミーラ」をベースにしたレース専用モデル「エミーラGT4」を発表した。

400ps以上を発生するトヨタ製3.5L V6を搭載

ロータス最後の内燃エンジン搭載車となる「エミーラ」は2021年7月に発表されたばかりであるが、これをベースにしたGT4レーシングカーが早くも発表された。

イギリスのモータースポーツ用エンジン製作会社であるRMLグループと共同開発されたエミーラGT4は、ロータスが公道とサーキットでの経験を活かした70年以上の革新の集大成であり、そのパフォーマンスはエキサイティングな新時代の始まりを示している。

画像: エミーラGT4の詳細なスペックなどに関しては、正式発表まで待たなければならない。

エミーラGT4の詳細なスペックなどに関しては、正式発表まで待たなければならない。

ロータスはエヴォーラGT4で、英国GT、ドバイ24時間、バルセロナ24時間、ヨーロッパGT、セパン12時間、ピレリ ワールドチャレンジなどの権威あるレースに参戦し、多くの優勝やチャンピオンシップを獲得してきた。このエミーラGT4は、その後継モデルとなるだろう。

ロータスのロードカーは、そもそもほとんどがレースに対応できるモデルであり、このエミーラも例外ではない。最新の安全規制を満たすために、軽量のモータースポーツ用コンポーネントと機器を採用すれば、公認のレース用マシンとなる。

ロータスの本社があるヘセルに拠点を置く開発チームは、卓越したダイナミクスと高速安定性を実現するために精密工学に重点を置いてきた。高度な複合ボディワークにより、クルマは大幅に軽量化され、レースで実証済みのトヨタ製3.5L V6エンジンにスーパーチャージャーを組み合わせたユニットと、空力をレース用に最適化されたGT4エアロダイナミクスと相まって、エミーラGT4は最高のマシンになるという。

ロータス エミーラGT4の正式発売は、2021年の後半に2.2マイル(約3.52km)のサーキットがあるヘセル テストトラックでのイベントで発表される。2022年シーズンに向けて限られた台数のエミーラGT4を製造し、世界の需要に合わせて2023年に増産することを目指している。

■ロータス エミーラGT4 主要諸元

●全長×全高:4410×1290mm(全幅は未公開)
●トレッド:1664mm
●乾燥重量:1260kg(BOP 性能調整値)
●エンジン型式:トヨタ製 2GR-FE
●エンジン種類:V6 DOHC+スーパーチャージャー
●排気量:3456cc
●最高出力:400bhp<405.5ps>/7200rpm
●トランスミッション:パドルシフト付き6速MT(Xトラック)
●駆動方式:横置きミッドシップRWD
●燃料タンク容量:96L(FIA公認フュエルセル)
●タイヤ:前265/645R18、後305/680R18(ピレリ製GT4)
※パフォーマンスは目標値

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