新型コロナウイルスの流行により奪われた日常は、1年半におよんでいる。この間、恒例のオーナーズミーティングは、延期や中止を余儀なくされ、われわれは「不要不急の外出」という幸せの時間を奪われ続けている。そこで! 2019年10月13日に広島県三次市で開催された、過去の楽しかったイベント「ロードスター30周年ミーティング」を回想してみようではないか!

台風19号が直撃。開催されるのか、中止となってしまうのか!?

ロードスターは発売から10年ごとに、聖地(!)である広島県三次市にある「マツダ三次試験場」において、ミーティングを開催している。20周年が行われたのが2009年、あっという間に感じる10年だったように思う。前回20周年のとき、高速道路の通行料金1000円均一なんて喜ばしい政策のおかげで、交通費を気にすることなく足を運べたのは良い思い出だ。

あれから10年、3世代から4世代へと同志を増やして迎えた30周年。開催の前日、台風が東日本に上陸するまでのカウントダウンが始まっていた。前夜祭から参加する予定だった編集部は、「中止になったら、その時は前夜祭だけでも楽しむか」くらいのつもりで、早朝、大雨の中、西へと愛車1515(いこいこ)号=3代目ロードスター(水色のNC1)を走らせた。

途中、SAで見かけるロードスターの数が徐々に増えていき、見知った顔にも遭遇。西へ向かうほど天候は回復していく。三次に到着したころには、お天道さまを拝むこともできた。ところが台風一過とあって、強風がイベントのスムーズな進行を妨げようとしていた。仮設トイレとか、ぐらぐらしてたし・・・。

三次試験場にはたくさんのロードスターがすでに集結しており、すれ違う仲間に手を振ってテンションを上げていく。RCOJメンバーによる前夜祭には200人ほどが集まり、今ではびっくりするくらいの「密」状態で歓談を心から楽しんだものだ。翌日の本番を控え、ワクワク感を持て余し気味だったのを覚えている。

画像: 初代から開発に関わり、NB、NCで主査を務めた貴島さんの愛車と、編集部1515号のツーショット。しかも三次試験場である。

初代から開発に関わり、NB、NCで主査を務めた貴島さんの愛車と、編集部1515号のツーショット。しかも三次試験場である。

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