クルマを購入する際、乗り換え時のことも考えリセールバリュー(資産価値)を考慮する方もいるでしょう。

もちろん、リセールバリューを保ちやすいクルマは存在します。王道は「ランドクルーザー」「ハイエース」「ジムニー」などでしょうか。これらのクルマは乗り換え時に買取に出すと高値で買い取ってもらえるはずです。

この記事では、高く売れるクルマの紹介と、そのクルマが高く売れる理由とは何かを詳しくご紹介します。

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高く売れるクルマを一挙公開!

クルマは、車種により買取時の残価率が大きく異なります。

残価率とは、新車購入価格に対する売却時の割合のことを言い、

残価率 = 新車購入価格 ÷ 売却価格

で求めることができます。

車種によっては、意外なほど高値で買取が続いていることも多くあり、その理由をひと言で表現するなら「人気の違い」です。

そこで、買取で高く売れる車種とは一体どんな車種なのか、具体的な車種を上げてご紹介します。

1.トヨタ ランドクルーザー・・・残価率がとにかく高い!

画像: トヨタ「プラド」

トヨタ「プラド」

ランドクルーザーは、国内だけでなく海外でも高い人気を誇るトヨタの本格4WDです。

派生モデルのプラドも高い人気となっており、新車から3年落ちで60%超えの残価率を保ちます。

一般のクルマなら、新車から3年目での残価率平均が40%~50%と言われているので、いかに脅威的な数値かお分かりいただけるでしょう。

ランドクルーザーの魅力は、強靭なエンジンと走破性の高さです。しかも最大8人乗れる広い車内は、ミニバンにも引けを取らないので、多くの国、そして地域で人気を得ています。

旧モデルの100系は走行距離が多くても少なくても売却価格にそれほど影響しない独特な特徴があります。これは買取後に海外に輸出されることが大きな原因で、海外では走行距離はあまり問題にならないからです。

一方、200系は国内で流通させることも多いので、走行距離は多すぎると査定ではやや不利です。しかし、低いグレードだから売却価格が極端に安いということもなく、どのグレードも高値で売買されているのが特徴です。

2.トヨタ ハイエース・・・中古車市場での人気車種の定番

画像: トヨタ「ハイエース」

トヨタ「ハイエース」

ハイエースは買い手が見つからないことがないほど、中古車市場では人気の車種です。

リセールバリューを考えると「スーパーGL系」が特に残価率が高いです。新車から5年落ちでも50を超え、程度が良いと70%になるという話も聞きます。

DX系も3年落ちで60%、5年落ちでも程度が良いと3年落ちと変わらない残価率を誇ります。

ハイエースは、国内では荷運びなどの仕事に使用する方がほとんどですが、様々なグレード構成があることから自家用車としての人気も高く、カスタムして楽しむコアなファンが昔から多くいます。

また、ハイエースにはディーゼルエンジンを採用しているモデルがあり、タフで壊れにくいことが人気の理由です。

また、ハイエースは海外に輸出されることも多いので、走行距離が20万kmや30万kmといった過走行車でも買取されるのもハイエースの特徴でしょう。

3.トヨタ ハリアー・・・SUVの中で別格の人気を誇る

画像: トヨタ「ハリアー」

トヨタ「ハリアー」

ハリアーは、トヨタの中でランドクルーザーと並び、残価率の高い車種として有名です。

初代登場以来、高級SUVとして人気を集めてきました。その残価率も新車から5年落ちで50%を超える驚異的な高価格を維持しています。

ハリアーの場合はグレードとボディカラーが買取価格に大きく影響し、人気のホワイトオパールやブラックは、他のボディカラーより数十万円高くなることも少なくありません。

ハリアーが中古車で高い人気の理由は、新車で購入できない若い世代が、値が落ちた中古車を狙っていることが挙げられます。

そのため、旧モデルや年式が古くてもグレードが高ければ高額で販売されるため、買取も高値で取引されることが多くなっています。

4.日産 エクストレイル・・・利便性と走破性の高さが人気の理由

画像: 日産「エクストレイル」

日産「エクストレイル」

日産エクストレイルは、本格的なオフロード走行を視野に開発されました。高い走破性を持っていることが特徴のSUVですが、シティ派SUVとしても人気が高く、幅広い層から注目を集める車種です。

エクストレイルは新車価格が手ごろであることから、中古車市場での球数も比較的多いですが、まだまだ需要のほうが多く、残価率も3年落ちで50%を超え、程度が良ければ5年落ちでも50%近い残価率を誇る人気車種です。

5.日産 セレナe-POWER・・・経済性と誰もが安心して運転できる操作性を両立

画像: 日産「セレナ」

日産「セレナ」

セレナe-POWERも高いリセールバリューを誇る人気車種です。

その魅力は、ミニバンの中でトップクラスの燃費性能を誇ることでしょう。また、誰でも簡単に運転できる取り回しのしやすさと、運転席からの視界の良さが高い支持を得ています。

さらに、後部座席の広さや使い勝手の良さから、2018年・2019年とミニバン販売台数でナンバーワンを記録するほどの人気さです。

セレナには、ハイウェイスターと呼ばれるエアロでカスタムしたモデルが販売されており、年式に関係なく高値で買取される傾向があります。

中古車市場では、安価で購入出来るセレナを買い求めるユーザーが多く、内外装ともに程度が良いセレナは5年落ちでも残価率が50%近くあります。

6.トヨタ アルファード / ヴェルファイア・・・高級ミニバンとして中古車市場で人気を誇る

画像: トヨタ「アルファード」

トヨタ「アルファード」

アルファードとヴェルファイアは、トヨタの高級ミニバンとして高い人気を誇ります。

国内だけでなく海外でも高い人気があり、特に東南アジア諸国では、富裕層の送迎者として広く使用されています。

気になる残価率ですが、3年落ち程度なら70%を超えることも珍しくなく、1年~3年で乗り換える人も珍しくありません。

その背景には、先ほどの海外人気が強く関わっていますが、国内での人気の高さも後押ししています。

特に新車を購入できない若い世代では、5年落ちを求めていたり、それ以前のアルファードやヴェルファイアをターゲットにしていることが多く、古くても需要が高いことから買取価格は高値を推移しています。

7.三菱 デリカD:5・・・走破性の高さからマニアの間で大人気

画像: 三菱デリカD:5

三菱デリカD:5

デリカD:5の歴史は古く、かつて大人気のミニバンとして一世を風靡していました。

RVとミニバンを融合した独特のスタイルは、ミニバンとは思えない走破性を兼ね備えており、アウトドアを愛好する人たちから特に人気があるモデルです。

ミニバンとしては珍しくディーエルエンジンを搭載しており、低速からの太いトルクで街乗りでも扱いやすいです。しかも軽油を燃料としているので経済性が高いことも魅力です。

気になる残価率ですが、3年落ちで残価率が60%を超えることもあるほどで、ミニバンの中ではトップクラスの残価率を誇ると言っても良いでしょう。

実はデリカD:5は、パジェロの技術を搭載しています。この技術によって、どこでも走れるミニバンが完成したと言っても過言ではありません。

これまでマニアの間で人気を得たいた傾向にありますが、最近のアウトドアブームによって、その良さが一般の人にも広く知られてきました。

8.スズキ ジムニー・・・リセールバリューが高いクルマの王道!

画像: スズキ「ジムニー」

スズキ「ジムニー」

ジムニーの登場は1970年のことでした。軽自動車で本格4WDのようにどこでも走破できる強靭なクルマは、多くの人を魅了しました。なにより普通車では入れない狭い林道も難なく走破できることも、多くの人に受け入れられ、官庁などのパトロールカーや郵便配達車としても親しまれてきました。

ジムニーは、日本車で唯一年式に関係なく高値で買取される車種といっても良いでしょう。どんなに古くても、そしてどんなにボロボロであっても、期待以上の高値で買取してもらえるクルマです。

この高値を支えているのは、ジムニーのコアなファン層です。彼らのおかげで、中古車として高値で取引してもらえると言えるでしょう。

ジムニーはラダーフレーム(ボディの骨格がハシゴ状になっている)を採用しており、「外観はベコベコでもフレームさえ無事なら走れる」とまで言われるほど堅牢で、しかも修理がしやすいです。そのことも、ジムニーが愛され続け、そして高値で取引される理由になっています。

また、最新のジムニーを購入したくても、新車の納車待ちが1年以上と長いために、中古車購入に走る人が多いのです。そのような経緯により、中古車相場を押し上げ、結果的に買取価格も高値で推移しています。

9.ホンダ N-BOXカスタム・・・買取価格は高値で安定

画像: ホンダ「N-BOX/N-BOXカスタム」

ホンダ「N-BOX/N-BOXカスタム」

自動車だけでなく普通自動車も含めた中で、ナンバーワンの販売台数を誇るN-BOXですが、中古車市場でも高い人気を誇り、買取強化されている軽自動車の1台です。

とくにN-BOXカスタムの人気は高く、新車から1年目では80%を超える残価率を誇り、3年目でも70%に迫ると言われています。とにかく店頭に並べれば、すぐに売れてしまうというのがN-BOXカスタムで、中古車業界では1台でも多く仕入れたいクルマの一つです。

N-BOXで特に買取強化されているのは、自然吸気エンジンを積んだ上級グレードです。経済的に優しく、購入価格が安いことから、小さなお子さんのいる家庭で人気があります。N-BOXを新車で購入してリセールバリューを考えるなら、自然吸気エンジンで上級グレードなら、かなりの残価率が見込めるでしょう。

10.ホンダ S660・・・特別なスポーツカーで希少性に高い評価

画像: ホンダ「S660」

ホンダ「S660」

ホンダS660は、軽自動車規格の本格スポーツカーです。2人乗りなので、完全に趣味性の高いクルマですから、ターゲット層はかなり限られてきます。

そこで、軽規格のスポーツカーなので、セカンドカーの遊びクルマとして購入を検討する人もいます。しかし、新車価格が200万円を超えていますから、購入に踏み切れない人が多くいるのも事実です。

そんなマニアな人たちは、新車ではなく程度の良い中古車を探すようになり、これがS660の中古車相場を押し上げ、そして買取価格も高くしています。

販売台数が少ないのは、マニアックなクルマであることも理由の一つですが、価格が高すぎることが大きな原因です。それゆえに中古車市場では希少車なので高値安定しています。

また、S660のようにマニアックなクルマは、過走行や事故車であっても、高値で買い取ってもらえます。希少性が高いことから、再販率が非常に高くなっているので、どんなS660でも業者は欲しがっています。生産終了をホンダが公式にアナウンスしていることもあり、その価値はさらに高まることでしょう。

買取に有利なクルマは「資産価値があるクルマ」とも言える

クルマの買取は、欲しい人がいれば高くなり、欲しい人がいなければ買取業者は見向きもしません。

極端な話、同じクルマで年式や状態が全く同じクルマがあったとします。片方は新車並みの状態、そしてもう片方はスクラップ同然であれば、どのような判断をされるでしょう。当然、買取業者は新車並みのほうに興味を示し、スクラップ同然のクルマには全く興味を抱きません。

これは、クルマとしての資産価値を買い取る業者が見ているからで、買い取ってからどれだけの利益を見込めるかを考えているのです。

そこで、クルマの資産価値とは一体何なのか、どういったことを重視しているのかについて詳しく見ていきます。

クルマが高く売れるのは欲しい人がいるから

クルマの売買は、需要と供給のバランスが大事です。欲しい人がいて、その欲しいクルマを売る人がいるから成り立つわけですが、この欲しい人が売りたい人を上回るとクルマの資産価値が上がり高く売却できます。

そこで、市場に同じクルマが多く出回ると、今度は、その中から程度の良いクルマを見つけようとします。同じクルマなのに価格が異なるのは、このようなことが原因です。

なので、人気があるから資産価値があるクルマだと思っていても、その人気のあるクルマの中から、程度の良いクルマを探す人が多ければ、程度が悪いクルマは資産価値が落ちるということです。

転売ヤー(転売屋)が目を付けるようなクルマは将来高値になる

クルマの中には、希少性が高く一定の人達から高値で取引されていることがあります。

このような希少性の高いクルマは、新車として台数限定で販売されることが多く、そういったクルマは転売で利益を稼ぐ転売業者から注目を集めます。

このほか、メーカー直系のカスタムメーカーから販売する限定車も、注目しておくことが大事です。発売前からの前評判が高いクルマで、限定モデルとして決まった台数しか生産されないというアナウンスがあると、その希少性から将来高値で取引されるクルマになるでしょう。

このようなクルマは、台数限定で販売されるので、発売前からアンテナを張っておく必要がありますが、なかには、世の中の変革などで将来的に製造することが許されなくなるようなモデルも、この先によっては高値になることが予想されます。

一般のクルマは資産価値がそれほど長くない

クルマを資産と見立てて購入する人も多いでしょう。確かに高価な買い物なので、間違いではありません。しかし、クルマは土地などの資産と違い、毎年下落する商品ですから資産価値は長くありません

一般的に、新車から2回目の車検である5年目を過ぎると、ほとんどのクルマには資産価値がないに等しくなるでしょう。

資産価値は新車から5年までは差が付くがそれ以上はそれほど変わらない

新車から5年使用すると、約5万km走行するのが普通です。そうすると、新車保証からちょうど半分ということになり、それからあとは保証期間終了までの期間のほうが短くなります。

これが資産価値に大きく影響しており、5年がひとつの目安となり、価値が急激に下がっていきます。

一般的に高く買い取ってもらえるクルマも、5年を過ぎると残価率は普通に買い取られるクルマと変わらなくなります。例えば、5年で50%と高い残価率のクルマがあったとすると、6年目になれば他と変わらない10%から20%程度の残価率まで落ちてしまうことになるでしょう。

10年乗るならもっと長く手元に置いておくことで資産価値が上がるかも

クルマは、長く乗れば乗るほど価値が下がり、最終的に価値は0円になるでしょう。

クルマは、売り時を逃すと坂を転げ落ちるように値段は下がっていきます。そしてある一定のところで暫く横ばいになり、その後は価値がなくなります。

クルマには、愛着もあることでしょう。そして長く乗ってきたクルマを、もう少し手元に置いておきたいと思う人も少なくありません。10年乗れば10万kmは超えているはずですから、メンテナンス費用もかさんできます。

そこで、ここまで乗ってきたのなら、売却ではなく手元に置いておくのもひとつの考えです。製造から30年や40年が経過したクルマは、現状を見る限りでは、どのようなクルマも意外な値段で取引されています。

クルマを保管できる用地があれば、遠い未来の資産として大事にしておくのもひとつの方法でしょう。

まとめ

高く売れるクルマは、ボディスタイルごとに人気がある車種です。必ず、どのボディスタイルにもメーカーを超えて人気車種が存在し、価格が高値で安定しています。

人気があるということは、人がそのクルマを求めているということです。そして市場には、そのクルマを求めている人よりクルマの数のほうが少ないことが散見されます。

人気の高いクルマでも、年数を経過すれば次第に残価率も下がっていきますから、売却を考えているなら新車から5年目までに売却すると高く売ることができるでしょう。

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