2021年11月2日、アウディはドイツ本国にてフラッグシップセダンのA8/S8のフェイスリフトモデルを発表。2017年にデビューした第4世代のアウディA8/S8がデザインや機能性を向上、フラッグシップとして新たな進化を果たしたことになる。もともと、卓越したダイナミック性能と類まれな快適性を絶妙にバランスさせたラグジュアリーセダンのお手本のようなモデルだったが、その魅力がさらにグレードアップしているようだ。

より若々しく躍動的な顔立ち。伸びやかさもグレードアップ

画像: 改良されたA8のホイールベースは3000mm。全長は5190mm、全幅は1950mm、全高は1470mmとなる。

改良されたA8のホイールベースは3000mm。全長は5190mm、全幅は1950mm、全高は1470mmとなる。

2021年11月2日、アウディはドイツ本国にて、フラッグシップモデルであるA8とそのスポーツバージョンS8のフェイスリフトモデルを発表した。これまでのA8は、どちらかと言えば大人しめの「正統派ラグジュアリーサルーン」顔が特徴だったが、改良された新型A8の顔立ちはよりダイナミックかつ力強い。

ベース幅が拡大されたシングルフレームグリルと、縦方向に拡大されたサイドのエアインテーク、L字型のシャープなヘッドランプの組み合わせはこれまで以上に立体的で、「彫りの深い」マスクを生み出している。

ディメンジョンの変更は最低限に抑えられた。A8の場合、全長が約20mm拡大されて5190mmに達している以外に、ほぼ変化していない。もっとも、サイドシル下のロッカーパネルの形状が変更された下の前後端にブレード状の張り出しが加わったことで、フォルム全体はより伸びやかかつ躍動感が溢れているように見える。

スタイリッシュなヘッドランプに、さりげなく便利な新機能を追加

大胆不敵なヘッドランプ形状は、A3にも通じる若々しい表情を感じさせる。だがこのランプ、デザインだけでなく機能面でも斬新な進化を遂げている。

約130万個ものマイクロデジタルミラーを制御して、時にはアニメーションライクな画まで光で描くことができるデジタルマトリックスLEDヘッドライトだが、その「器用さ」を生かして新たに加わったのが、「レーン&オリエンテーションライト」機能だ。

これは高速道路を走行中、カーペット状に広く遠くまで路面を照らし出している光の一部に、A8の全幅とサイズが同じシルエットのようなマークを投影するもの。少し離れた前方を、まるで先導するように進んでいく。たとえば道路工事などで車線が判然としないところでも、このマークをトレースするようについていけば、安心してクリアできるという。

画像: 新装備の「レーン&オリエンテーションライト」。ヘッドライトが光のカーペットのように走行中の車線をより明るく照らし出し、さらに進行方向上に矢印のようなマーキングを投影する。

新装備の「レーン&オリエンテーションライト」。ヘッドライトが光のカーペットのように走行中の車線をより明るく照らし出し、さらに進行方向上に矢印のようなマーキングを投影する。

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