2021年11月12日(日本時間13日)、F1第19戦ブラジルGPがサンパウロ郊外のインテルラゴス・サーキットで開幕する。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、アメリカGP/メキシコGPを連勝してチャンピオン争いのリードを広げたが、メルセデスのルイス・ハミルトンも2位を確保して応戦、緊迫した状況が依然続いている。2021年シーズンも残り4戦、ブラジルGPはどんなレースになるのだろうか。

多くの劇的なレースが展開されてきたブラジルGP

前戦メキシコGPではフェルスタッペンが快勝、それでもハミルトンもなんとか2位を確保して、ドライバーズポイント19点差でブラジルGPを迎えることになった。

シーズンも残り4戦、最後の3戦の舞台となるカタール、サウジアラビア、アブダビは「メルセデスやや有利か」と言われるだけに、レッドブル・ホンダとしては得意とするブラジルで勝ちたいところ。もしフェルスタッペンがここでも勝利をあげることができれば、チャンピオンに大きく近づくことになる。

今回の注目ポイントは、イギリスGP、イタリアGPに続いて、スプリント予選が行われること。これにより金曜日に予選が行われ、フリー走行の時間が短くなるなど、戦い方が通常と違ってくる。また、スプリント予選の上位3選手にはそれぞれ3ポイント、2ポイント、1ポイントが与えられるので、それを巡る戦いも繰り広げられる。

2021年F1ドライバーズランキング(第18戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)312.5
2位 L.ハミルトン(メルセデス)293.5
3位 V.ボッタス(メルセデス)185
4位 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)165
5位 L.ノリス(マクラーレン・メル セデス)150
6位 C.ルクレール(フェラーリ)138
7位 C.サインツ(フェラーリ)130.5
8位 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)105
9位 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)86
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14位 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)20

2021年コンストラクターズランキング(第18戦終了時)

1位 メルセデス 478.5
2位 レッドブル・ホンダ 477.5
3位 フェラーリ 268.5
4位 マクラーレン・メルセデス 255
5位 アルピーヌ・ルノー 106
6位 アルファタウリ・ホンダ 106

ブラジルGPが行われるインテルラゴス・サーキット(正式名称はアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ)は、1周約4kmとコースは短く、完全な直線部分は短いが、13コーナーから1コーナーまでの区間はF1マシンではスロットル全開の豪快な「ロングストレート」となる。最大のオーバーテイクポイントはその「ロングストレート」終わりにある1コーナー。ちょうど丘の頂点になっており、オーバースピードでコースオフするクルマも多い。

標高は800mと高く、アップダウンがありパワーも要求されるコースレイアウトで、パワーと効率、ドライバビリティをどうバランスさせていくかがこのサーキットでのポイントとなる。

ブラジルGPはレッドブル・ホンダが有利と言われているが、この時期の不安定な天候もあって、これまで多くの劇的なレースが展開されてきたので予断は許されない。

画像: インテルラゴス・サーキットのコースレイアウト。メキシコシティほどではないが標高は800mと高く、アップダウンがありパワーも要求される。

インテルラゴス・サーキットのコースレイアウト。メキシコシティほどではないが標高は800mと高く、アップダウンがありパワーも要求される。

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