2021年11月12日(北米時間)、北米ホンダは2023年モデルとして発表予定の「アキュラ インテグラ」のプロトタイプを発表した。市販モデルの詳細は2022年前半の市場導入に向けて発表される予定だ。

1.5LのVTECターボを搭載した5ドアクーペ

ホンダが北米市場を中心に展開しているプレミアムブランド、アキュラのラインナップに「インテグラ」が戻ってくる。今回発表されたプロトタイプは、NSXと同じインディイエローパールという印象的なボディカラーをまとっていた。2023年モデルとして、アキュラのディーラーに2022年に展示されるときは、約3万ドルのプライスタグが付けられるだろう。

画像: サイドビューは日本仕様のシビック5ドアにも似たシルエットだ。

サイドビューは日本仕様のシビック5ドアにも似たシルエットだ。

1986年、アキュラブランドの立ち上げに貢献した初代から歴代のインテグラにインスパイアされた2023年モデルは、刺激的な5ドアのスタイリングにドライブの楽しさを備えたプレミアムスポーツコンパクトとして、アキュラのラインナップではエントリー的なパフォーマンスモデルとなるだろう。

大胆なエクステリアのスタイリングは、日本でデザインされた。劇的に傾斜したルーフラインとリフトバックのテールゲートが特徴的で、最近ヨーロッパ車でトレンドとなっている4ドア(もしくは5ドア)クーペに近い。かつてのインテグラのスタイリングを現代的に解釈した第5世代モデルとなる。運転席側のヘッドライトと助手席側のテールランプの下に、エンボス加工された「INTEGRA」のロゴが入れられている。

2020年に公開された「アキュラ タイプSコンセプト」で初めて採用された、アキュラの新しいフレームレス ダイヤモンド ペンタゴングリルは、このインテグラにも採用されてスポーティなキャラクターを与えている。「ジュエルアイ」LEDヘッドライトの上には「シケイン」状のLEDデイタイムランニングランプも備わり、よりドラマティックな外観を生み出している。

画像: 「ジュエルアイ」LEDヘッドライトの上に「シケイン」状のLEDデイタイムランニングランプが備わっている。

「ジュエルアイ」LEDヘッドライトの上に「シケイン」状のLEDデイタイムランニングランプが備わっている。

マッシブなリアホイールアーチとデュアルエキゾーストフィニッシャー(内部がボディ同系色)を備えたアグレッシブなリアセクションは、インテグラの幅広いトレッドを強調している。独特のリアスタイルは過去のモデルにインスパイアされ、幅広の一体型テールランプはフロントのシケイン状ランプと共通のデザインでまとめられている。

高出力の1.5LのターボチャージドVTECエンジンに6速マニュアルトランスミッション(MT)、そしてリミテッドスリップデフ(LSD)も装着される。マット仕上げの19インチスプリット5スポークホイールの内側には、ボディカラーと揃えられたインディイエローのキャリパーを備えたブレンボ製の特大高性能ブレーキが収まり、驚異的なストッピングパワーをアグレッシブな外観を提供する。そのパフォーマンスは、多くの新世代エンスージャスト ドライバーを興奮させることだろう。

このインディイエロー パールという印象的なボディカラーは、インテグラの象徴的モデルである2000-2001年のインテグラ タイプRに採用されたフェニックスイエローをオマージュしたものだ。ハイグロスのベルリナブラックのアクセントが、ルーフ、デッキリッドのスポイラー、ドアミラーカバー、リアディフューザー、そしてフロントグリルに用いられている。ボディサイド下部全体に「INTEGRA」のロゴが大胆に表示されている。

画像: 高出力の1.5LのターボチャージドVTECエンジンを搭載するが、パワースペックは未発表。

高出力の1.5LのターボチャージドVTECエンジンを搭載するが、パワースペックは未発表。

2023年型アキュラ インテグラは、2022年にオハイオ州メアリーズビルの工場でアキュラ TLXと同じ生産ラインで量産が開始される予定だが、インテグラが米国で製造されるのは、これが初めてとなる。

前述のように、市販型のアキュラ インテグラの詳細は2022年前半の市場導入に向けて発表される予定だ。なお、気になる日本仕様に関しては、現段階では日本で発売される可能性は低いとされている。

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