2021年11月19日、F1第20戦カタールGPが首都ドーハ郊外のロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕。フリー走行1回目はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマーク、フリー走行2回目にはメルセデスのバルテリ・ボッタスがそのタイムを大きく更新した。ホンダ勢は好調で、両セッションとも全車トップ10入り。角田裕毅は全体の7番手に入っている。

初めてのサーキットでもホンダ勢好調

日中に行われたフリー走行1回目ではフェルスタッペンがトップタイムをマーク。0.4秒差の2番手にアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが続き、さらに角田裕毅も好調な走りを見せて5番手、セルジオ・ペレスも8番手に入るなどホンダのパワーユニット勢は全車がトップ10以内につける好調な滑り出しを見せた。

しかし、カタールGPでは日中の暑さを避けるように予選・決勝は夕刻17時から行われるので、重要となるのはやはり予選・決勝と同時刻にスタートするフリー走行2回目。その開始時の気温は28度、路面温度30度で、フリー走行1回目から路面温度は13度も下がった。路面状況は走行が進むにつれて良化しているが、周囲の砂漠から砂が吹き付けられるため滑りやすい状況は変わらない。

画像: フリー走行開始時のコンディション。日没後、気温が大きく下がるため、予選・決勝と条件が近いフリー走行2回目がとくに重要となる。

フリー走行開始時のコンディション。日没後、気温が大きく下がるため、予選・決勝と条件が近いフリー走行2回目がとくに重要となる。

カタールはF1初開催となるため、ほとんどのドライバーにとって初めての走行となる中、各チームは予選・決勝に向けてデータの収集を精力的に進めたが、ナイトセッションでもホンダのパワーユニット勢は好調で、とくにガスリーはフリー走行2回目でも、ボッタスに次ぐ2番手タイムをマークした。

レッドブル・ホンダはリアウイングのDRSに不具合が発生したが、フェルスタッペンが3番手、ペレスは8番手につけている。

一方、フリー走行1回目に5番手タイムをマークして驚かせた角田裕毅は、2回目でも7番手に入って好調ぶりをアピール。ほとんどのドライバーにとって初めてとなるサーキット、同じ条件で躍動した。

ホンダ勢は、フリー走行1回目、2回目の両セッションとも全車がトップ10内に入っており、予選・決勝が楽しみな状況となってきた。

画像: 絶好調アルファタウリ・ホンダ。上位進出が狙えそうな仕上がりを披露。

絶好調アルファタウリ・ホンダ。上位進出が狙えそうな仕上がりを披露。

画像: リアウイングのDRSに不具合が発生したものの、順調に仕上がりつつあるレッドブル・ホンダ。

リアウイングのDRSに不具合が発生したものの、順調に仕上がりつつあるレッドブル・ホンダ。

2021年F1第20戦カタールGPフリー走行1回目 結果

1位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)1:23.723
2位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)1:24.160
3位 77 V.ボッタス(メルセデス)1:24.194
4位 44 L.ハミルトン(メルセデス)1:24.509
5位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)1:24.648
6位 55 C.サインツ(フェラーリ)1:24.713
7位 16 C.ルクレール(フェラーリ)1:24.790
8位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)1:24.915
9位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)1:24.972
10位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)1:25.215

2021年F1第20戦カタールGPフリー走行2回目結果

1位 77 V.ボッタス(メルセデス)1:23.148
2位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)1:23.357
3位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)1:23.498
4位 44 L.ハミルトン(メルセデス)1:23.570
5位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)1:23.632
6位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)1:23.705
7位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)1:23.735
8位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)1:23.787
9位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス)1:24.020
10位 55 C.サインツ(フェラーリ)1:24.033

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