2DINスペースさえあれば、ほとんどのクルマで10V型の大画面カーナビゲーションが実現する! それがパナソニック『ストラーダ Fシリーズ』だ。去る2021年10月にそのFシリーズがフルモデルチェンジを果たし、同年12月から販売が開始されている。ここではそのフラッグシップモデル「CN-F1X10BHD(以下:F1X10BH)」を軸にラインナップを紹介するとともに、その使用感を動画で紹介していきたい。

地図描画もより美しく。高性能CPU採用でレスポンスもさらに速く。

今回のフルモデルチェンジでは、プラットフォームを一新。全モデルで映像と地図をHD解像度とすることでさらなる高画質化を達成した。さらに情報処理を司るCPUにも、高性能チップを採用したことがポイントとなる。

10V型モデルのF1X10BHは、市販AV一体型カーナビで唯一となる有機ELディスプレイを採用する。有機ELは一般的な液晶パネルと違ってバックライトを搭載せず、素子そのものが発光する「自発光」によって画面表示させる。この発光をコントロールすることで、一般的な液晶パネルで得られない広い色域と高い色再現性を実現しているのだ。

さらにハイビジョン画質(1280×720ピクセル)と組み合わせることで、圧倒的な高画質をカーナビ機能やエンタテインメントにもたらした。中でも地図データを高精細なHD画質にグレードアップすることで、線や文字をくっきりと表示してくれる。しかも地図上に表示されるビルの灯りやシルエット(家形)までをリアルに表現。これは有機ELを採用したことのメリットに他ならない。

画像: 「HD美次元マップ」を搭載。道路や建物の形はさらにリアルに、配色もナチュラルで見やすくなった。

「HD美次元マップ」を搭載。道路や建物の形はさらにリアルに、配色もナチュラルで見やすくなった。

有機ELディスプレイが実現する筐体の薄さも大きな魅力だ。バックライトを備えないことで実現したもので、回路が詰まっている中央部以外は約4.7mm(最薄部)しかない。しかも、高剛性マグネシウム素材を使いハニカム構造としたことで高い筐体剛性も実現。軽量化により走行中に発生しがちな振動を徹底して抑え込むことに成功した。

この薄い筐体からここまで美しい映像が映し出されるとは想像すらできないが、だからこそ「F1Xプレミアム10」と名付けられたのだ。この実力を知れば誰もが納得いくことだろう。

そして、この10V型の大画面を470車種以上の幅広い車種に取り付けられるのも本機ならではの魅力だ。これはナビ本体から浮かせて取り付ける「フローティング構造」によって可能となったもので、2DINスペースがあればいい。このスペースに取り付けができるほとんどの国産車で10V型の大画面を実現できるのだ。

しかも、ディスプレイは左右各15度の範囲でスイングし、前後/上下方向への調整も可能。有機ELの広い視野角も合わせると、多くの車種で車内のどの位置からでもベストポジションで映像が見られるというわけだ。

新採用された処理能力の高いCPUの効果も絶大だ。操作レスポンスの高速化を図った「ダイレクトレスポンス II」は、サクサクと快適なまでに操作できる心地良さを実現。全国の市街地を100%カバーした※「全国どこでも市街地図」により、市街地図のまま連続スクロールにも対応。さらに2本の指で地図上をドラッグして地図の表示アングルを自由に調整でき、円弧を描くように自在に地図を回転させられるのもこのCPU採用の効果だ。

※ゼンリン製 調査終了時期:2020年1月、収録エリア:1741都市、無人島など一部離島を除く。

この効果は起動時間やルート探索での所要時間にもメリットをもたらす。たとえばルート探索に要する時間は従来比で半分以下に短縮。従来モデルの1ルート探索と同等の時間で、5ルート探索を可能としている。高い処理能力は自車位置の測位精度の向上にも効果を発揮し、カーナビとしての信頼性と安心感の向上につながったことも見逃せない。

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