ハイウエイドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげだろう。今回は、関越自動車道・上里SA(下り)で見つけたテイクアウト・グルメを紹介しよう。

歴史的に小麦づくりが盛んな埼玉県北西部

画像: 関越自動車道を下り、上信越道との分岐となる藤岡JCT手前にある上里SA(下り)。

関越自動車道を下り、上信越道との分岐となる藤岡JCT手前にある上里SA(下り)。

上里SA(下り)のある上里町は埼玉県のいちばん北にあって、すぐ隣が群馬県。また、関越自動車道をさらに下れば、長野県経由で富山県に向かう上信越自動車道への分岐点となる藤岡JCT(ジャンクション)があります。関東地方から日本海側へ向かう分岐点に近いサービスエリアといえるでしょう。

そんな上里町のある埼玉県北部自慢の食材をご存知でしょうか。すぐ隣にある深谷市の深谷ネギは全国区で知られるブランド食材です。そして、もうひとつが「小麦」です。昔から麦類の生産を盛んに行われていた埼玉県は、明治時代に小麦/六条大麦/二条大麦/はだか麦をあわせた4種の麦の生産で日本一だったこともあるとか。現在でも埼玉県北部は、水稲作の裏作として小麦づくりが盛んで、品質も高いと人気を集めているそうです。

地元の小麦を使った「ダックワーズ」とは?

画像: 「こむぎっち抹茶ダックワーズ」(8個入り 1188円)。表面はサクサクしており、中はフワフワ。

「こむぎっち抹茶ダックワーズ」(8個入り 1188円)。表面はサクサクしており、中はフワフワ。

そんな自慢の名産品 小麦を使った上里SA(下り)のオリジナルのテイクアウトグルメが「こむぎっち 抹茶ダックワーズ」(8個入り1188円)です。

はい、ここで「ダックワーズ」って何? と思った人も多いのではないでしょうか。じつは私も初耳。勉強不足ですみません(汗)。そこで調べてみれば、フランス南西部の町「Dax(ダックス)」を語源とする焼き菓子のことでした。ただし、フランスのオリジナルは大きな丸形で、ホールケーキの土台として多く用いられているとか。これを日本でアレンジして、小判のような形の独立したお菓子になったそうです。

さて、この地元の小麦で作られた「ダックワーズ」が、上里SA(下り)のショッピングコーナーで大人気。9年前から発売しているのですが、お店に行くタイミングによっては売り切れになっていることも多いとか。実際、取材で訪れたときも定番の「チーズ味」が売り切れ。残っていたのは、バリエーションとして生まれた「抹茶味」のみでした。とはいえ、バリエーション製品でも人気の高さは同じ。ということで、今回は「抹茶味」を紹介します。

見た目は、フランスパンを焼いたお菓子のラスクに、甘そうなパウダーがかかっているよな・・・。上下に2枚、真ん中にクリームが入っています。もちろん、色は抹茶。どんな味がするのか、想像もつきません。まずは半分ほど口にしてみると、表面はサクサクですが、中はフンワリ。その柔らかさにビックリ。しっとりとしたクリームの甘さと抹茶の香りは、ごくごく控えめ。とても上品な甘みです。

温かいお茶や紅茶と一緒にいただけば、さらにおいしさが増すはず。ちょっと珍しくて、上品なおいしさです。1カ月近く日持ちするようですし、1個ずつ包装されているのもうれしい。これならば自分用だけでなく、友達や家族へのおみやげにもきっと喜ばれるのではないでしょうか。ショッピングコーナーで不動の1位を誇る人気というのも、納得のおいしさです。

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