日本レース写真家協会(略称JRPA)は2005年より、その年で1番のフォトジェニックを選ぶ「JRPAアワード」を会員の投票により決定している。2021年の「JRPAアワード」は、大賞に「SUBARU BRZ R&D SPORT」、特別賞に「中須賀克行」が選出された。

JRPA AWARDとは

JRPA(日本レース写真家協会)は国内、海外を問わず4輪および2輪モータースポーツの報道を目的として撮影するプロフェッショナル・フォトグラファーで構成される団体。2021年現在の会員数は59名で会長は小林稔氏。以下はJRPAのリリースより。

JRPA AWARDは、記録や戦績だけではなく、むしろその競技に於いていかにフォトジェニックで、我々フォトグラファーの写心をくすぐる存在であるかで決定します。競技スタイルや、立ち振る舞いが我々にとって魅力的であり、常に話題や撮影機会を提供し得る存在であり、“いかに「アツく」してくれるか”と言う視点で選ぶ賞です。また我々の取材活動に対して紳士的な協力があり、親和的に接することができているなど、それらを総合的に評価したものです。

大賞 SUBARU BRZ R&D SPORT

2009年からR&D SPORTとスバルによる挑戦が開始され、2012年からGT300に登場したBRZ。これまで、チャンピオンを目指し苦闘を続けてスピードがある時もあったが、トラブルに見舞われることもあり、多くの悔し涙を流してきた。2021年、新車投入とともに予選での速さに磨きがかかりシーズン4回のポールポジション、そして1勝、悲願のチャンピオンを飾り、スバルに初のGT300王座をもたらした。WRブルーの美しいボディと速さ、そして井口卓人/山内英輝のドライバーふたりはこれまで、良いときも悪いときも我々にとってフォトジェニックであり、またメディアに対しても礼儀正しく、好感度が高かった。

画像: 大賞 SUBARU BRZ R&D SPORT

特別賞 中須賀克之

全日本ロードレース最高峰クラスJSB1000で全戦全勝を達成。前人未踏の記録をさらに更新する10回目のチャンピオンを獲得した。1981年8月生まれ。2008年に26歳で初タイトル獲得し40歳になるいまも、アグレッシブな走り、そしてサービス精神満載のパフォーマンスでシャッターチャンスを提供してくれた。2005年にJSB1000にデビューしてから17年間で110戦140レースに出場し60勝。4割を超える勝率は驚異的であり、日本の2輪レース界の象徴的存在となった。

画像: 特別賞 中須賀克之

JRPA AWARD 歴代受賞者(敬称略)

第1回(2005年)大賞:服部尚貴/特別賞:伊藤真一
第2回(2006年)大賞:鈴鹿サーキット/特別賞:北川圭一
第3回(2007年)大賞:ヨシムラジャパン/特別賞:大嶋和也
第4回(2008年)大賞:松田次生/特別賞:石井正美
第5回(2009年)大賞:ホンダNSX/特別賞:青山博一
第6回(2010年)大賞:小林可夢偉/特別賞:伊藤真一
第7回(2011年)大賞:水谷 勝/特別賞:アンドレ・ロッテラー
第8回(2012年)大賞:中嶋一貴/特別賞:中須賀克行
第9回(2013年)大賞:山本尚貴/特別賞:加賀山就臣
第10回(2014年)大賞:中嶋一貴/特別賞:亀谷長純
第11回(2015年)大賞:チームインパル/特別賞:ヤマハ発動機
第12回(2016年)大賞:KONDO RACING/特別賞:中須賀克行
第13回(2017年)大賞:横浜ゴム/特別賞:ハルク・プロ/栄誉賞:佐藤琢磨
第14回(2018年)大賞:TEAM KUNIMITSU/特別賞:成田亮/栄誉賞:中嶋一貴
第15回(2019年)大賞:LEXUS TEAM LeMans WAKO’S/特別賞:サイドスタンドプロジェクト
第16回(2020年)大賞:TEAM SUZUKI ECSTAR/大賞:山本尚貴×牧野任祐/50周年アワード:高橋国光

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