ブリヂストン(BS)がリリースする人気スタッドレスブランド「BLIZZAK(ブリザック)」が、新たに「VRX3(ヴィアールエックス・スリー)」へと進化を果たした。先代「VRX2(ヴイアールエックス・ツー)」から4年ぶりとなる新作が謳うのは「二世代(8年分)」の進化。今回はそのグレードアップ度を、ドライ路面の一般道とスノー路面の特設テストコースで体験してみた。

自慢の「発泡ゴム」が「フレキシブル」に進化。もっと吸い、巧みに導く。

画像: 80年代に入って社会問題化したスパイクタイヤの代わりに、高い氷上性能を求められたスタッドレスタイヤ。その中でも、高い人気を博してきたのがブリヂストンのブリザックシリーズだった。

80年代に入って社会問題化したスパイクタイヤの代わりに、高い氷上性能を求められたスタッドレスタイヤ。その中でも、高い人気を博してきたのがブリヂストンのブリザックシリーズだった。

1988年に発売が始まった初代「PM」シリーズから「MZ」、「REVO(レヴォ)」とアイコンを変えながらも、ブリザックシリーズは常に「氷上性能」にこだわりながら世代を重ねてきた。

そのコアテクノロジーと言えば、やはり「発泡ゴム」だろう。コンパウンドにスポンジのように気泡を取り込ませることで、タイヤの氷上摩擦係数を高める技術だ。さらに発泡ゴムは、表面に水膜が浮きやすいことから非常に滑りやすくなる、日本に独特の凍結路面コンディションにも対応する必要があった。そのため、除水&排水効果の向上にも積極的に取り組んできた。

画像: 自慢の「発泡ゴム」が「フレキシブル」に進化。もっと吸い、巧みに導く。

新作となるVRX3用に採用されているのは、「フレキシブル発泡ゴム」と名付けられた最新技術だ。着目したのは、水を吸い上げる効果を高める工夫。気泡が作る断面を従来の丸から楕円状にすることで、毛細血管現象を誘発し、吸水力を向上させることに成功した。

従来モデルから受け継いだ「3Dホールドスクラムサイプ」「マルチアングルグルーブ」「Wシェイプブロック」といった、除水性能を高めるパターンの進化と相まって、氷上性能は各段にポテンシャルアップを果たしている。

実際の氷上テストの詳細はこちらを参照して欲しいが、今回の試乗では、より日常的なコンディションでの進化ぶりを確認することにした。テストステージは、ほぼドライ路面の一般道と、人工雪が敷き詰められた特設コースである。

試乗車のリストおよび装着されたタイヤサイズは以下のとおり。

■一般道走行(ドライ)
フォルクスワーゲン ポロ(FF):185/65R15 
トヨタ プリウス(4WD):195/65R15
トヨタ クラウン(4WD):215/55R17
アウディ A4アバント(4WD):245/40R18
トヨタ ヴェルファイア(4WD):225/60R17

■テストコース(雪上)
日産 デイズ(4WD):155/65R14
ホンダ フィット(4WD):185/60R15
トヨタ プリウス(4WD):195/65R15
メルセデス・ベンツ E200セダン(4WD):225/55R17
スバル レヴォーグ(4WD):215/50R17

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