カーリースやレンタカーなどクルマを所有せずに利用する方法は過去からあったが、ここ最近ではカーシェアやサブスクなどの新たな利用形態も増えてより身近になった。そんな、運転免許さえ持っていれば誰でもドライブに行ける今だからこそ、あえてクルマで行きたい場所がある。今回は東京都港区にある「ザ・プリンス パークタワー東京」に行ってみた。(Motor Magazine2021年6月号より)

心地良い眺望に意外な自然も。都会の中の贅沢なオアシス

画像: 世界的なホテルブランド「プリファード ホテルズ&リゾーツ」のメンバーホテルでもある。書斎の趣を持ったロビー(写真)など、館内は優雅な空間が広がる。

世界的なホテルブランド「プリファード ホテルズ&リゾーツ」のメンバーホテルでもある。書斎の趣を持ったロビー(写真)など、館内は優雅な空間が広がる。

遠方の友人や知人から「都心で泊まるならどこ?」と尋ねられることがある。好みも目的もさまざまだから、いつも答えに窮しているが、中でも困るのが「何日間かゆったり過ごしたい」という注文。そんな時に、思い巡らしていつもたどり着く宿がある。「ザ・プリンス パークタワー東京」だ。

でも、その反応はといえば、「え?プリンス?」というもの。国内外に数多くのホテルやリゾートを展開する最大手である。彼らには利用経験が少なからずあって新鮮味が薄いのだろう、そんな言葉が決まって返ってくる。

おすすめの理由はいくつもある。まず立地。東京タワーや増上寺をはじめとする徳川家由来の社寺が隣接し、芝公園の一画といっていい位置にホテルはある。一帯は想像以上に緑が豊か。近年は桜の名所としても知られる。六本木や新橋、銀座といったスポットに至近ながら、静かで自然も文化もギュッとつまった場所なのだ。

建築作品としても注目すべきものだ。33階建て六角形の建物は、丹下都市建築設計が手掛けたもの。シンプルで未来的。ブルーがポイントで、その様は緑の中に溢れる泉のよう。館内は広大な吹き抜け空間や水を湛えた作りで、まさに都会の中のオアシスといった風情である。

ボウリング場などくつろぎの場が充実。眺望も秀逸

画像: 心地良い眺望が楽しめる最上階の「レストラン ブリーズヴェール」。

心地良い眺望が楽しめる最上階の「レストラン ブリーズヴェール」。

客室は全603室。下からガーデン、パーク、パノラミック、プレミアムクラブフロア、ロイヤルと、フロア別にグレードが分かれており、スタンダードでも28平方メートルの部屋が用意され、バルコニー付のタイプもある。ちなみに32階のロイヤルフロアは豪華で広大な3室だけのスイートで構成される。

いずれも魅力は心地良い景色と眺望だ。公園や幹線道路が敷地を囲むため、視線を遮るものが近隣にない。低層階でも公園や敷地の豊かな緑が窓の向こうに広がる。高すぎず、ビル群に埋もれるわけでもないこの景観はなかなか得難いものだと思う。

連泊ならプレミアムクラブフロアがいい。専用レセプションや心地良いラウンジが備わり、眺望も抜群。 2016年には改装され、スタイリッシュで快適な空間に生まれ変わっている。しかも、条件はあるが中長期滞在者向けには、フリータイムチェックインやドライバー付の専用車サービスなど、なにかと便利なサービスが付く。

寛げる内容が多彩な点も特徴で、中華、和食など数々のダイニングに、スパ&フィットネスには天然温泉も。さらにはボウリング場や大手コンビニまである。最上階のダイニング「レストラン ブリーズヴェール」は景観、料理ともに素晴らしく、滞在中は必ず訪れたい場所だ。

クルマ派にとっても嬉しい。地下鉄の駅も近いが、首都高速の出入り口はほとんど目の前。移動もアクセスも至極便利なのだ。それに地下駐車場は広大で、車寄せも広く愛車を安心して預けることができる。そのせいか名車やスーパーカーの姿を見かけることもしばしばだ。

パノラミックな眺望や緑に包まれる特別さ、上質で心地良い設え、長期滞在にも応える数々のサービスは、「ザ」を冠したフラッグシップホテルたるもの。東京時間を優雅に快適に過ごすにはうってつけのホテルである。(文:小倉 修)

ザ・プリンス パークタワー東京

画像: ■ザ・プリンス パークタワー東京 東京都港区芝公園4-8-1 首都高速環状線芝公園インターから約3分 www.princehotels.co.jp

■ザ・プリンス パークタワー東京
東京都港区芝公園4-8-1
首都高速環状線芝公園インターから約3分

www.princehotels.co.jp

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