2022年2月16日、BMWジャパンはサーキット専用車両「M2 CS レーシング(BMW M2 CS Racing)」によるワンメイクレース「M2 CS レーシングシリーズ」の概要を発表した。このレースシリーズは日本で唯一のオフィシャルレースで、初開催となる2022年に年間10戦が行われる。

レース開催にあわせて専用車両の販売を開始

今回、日本で開催されることになった「M2 CS レーシングシリーズ」は、現在ヨーロッパで開催されている「M2 CS レーシングカップ」の成功を受けてスタートするもので、アジアで初の開催となる。テクニカルレギュレーションなどは「M2 CS レーシングカップ」のものと同様で、MINI チャレンジジャパンとの共催で行われる。

このレースに使われる車両「M2 CS レーシング」は、コンパクトFRスポーツの現行型2シリーズクーペをベースとしてBMW M社によって開発されたサーキット専用モデル。レースシーンで高いパフォーマンスを発揮しながらも、扱いやすいボディサイズと車両価格によってカスタマーレーシングにおけるエントリーモデルとなっている。

画像: 「M2 CS レーシングシリーズ」で使用されるサーキット専用車両「M2 CS レーシング」。BMW M社が開発を担当した。

「M2 CS レーシングシリーズ」で使用されるサーキット専用車両「M2 CS レーシング」。BMW M社が開発を担当した。

画像: カスタマーレーシングにおけるエントリーモデルとして大注目。スーパー耐久などへの参戦もあるかもしれない。

カスタマーレーシングにおけるエントリーモデルとして大注目。スーパー耐久などへの参戦もあるかもしれない。

最大トルク550Nmを発生する3L直列6気筒ターボエンジンは、さまざまなレースの規定にあわせて最高出力を280〜365psの間に設定可能で、最高出力450psまでチューンアップすることもできる。エンジンパワーのコントロールはパワースティックと呼ばれるUSBによって調整が可能であり、レースごとに設定されるBOP(性能調整)に応じて、パフォーマンスレベルのプログラミングをできるようになっている。

トランスミッションはレース専用セッティングの7速DCTを搭載し、専用のドライブシャフトやタイヤの左右回転差を抑制するプリロード型の個別冷却システムを備えた機械式LSD(リミテッドステップディファレンシャル)も標準装備されている。

BMW M2 CS レーシングはBMWジャパンにより輸入され、BMW Mモータースポーツディーラー「株式会社モトーレン東都」で販売される。

画像: 3L直列6気筒ターボエンジンはすでに450psまでチューンアップされている。

3L直列6気筒ターボエンジンはすでに450psまでチューンアップされている。

■BMW M2 CS レーシングシリーズ 概要

■1ラウンドで、決勝レース1/決勝レース2の2戦開催する
予選:20分間
決勝レース1(20分間+1LAP)
決勝レース2(20分間+1LAP)

■BMW M2 CS レーシングシリーズ エントリーフィー(1大会2レース)

シーズンエントリー:192万5500円
スポット参戦:38万5000円(1大会)

■BMW M2 CS レーシングシリーズ 2022年レースカレンダー(暫定)

Round 1(第1/2戦):4月16〜17日(スポーツランドSUGO)
Round 2(第3/4戦):5月15日(富士スピードウェイ)
Round 3(第5/6戦):7月2〜3日(ツインリンクもてぎ)
Round 4(第7/8戦):9月24〜25日(岡山国際サーキット)
Round 5(第9/10戦):12月11日(鈴鹿サーキット)

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