2022年3月9日、日産自動車は電気自動車の新型クロスオーバーSUV「日産 アリア」の購入第1号車の納車セレモニーを開催した。日産グローバル本社ギャラリーで記念すべき1台を手にした購入者は、なぜアリアを求めたのか?その答えが実に興味深かった。

日産の先端技術をふんだんに詰め込んだクロスオーバーEV「日産 アリア」

日産として初のクロスオーバーSUVタイプの電気自動車アリアは、EV独特の力強い加速、静粛性はもちろんのこと、独自の4輪制御技術「e-4ORCE」や先進運転支援システム「プロパイロット2.0」など最新技術が集約されている。

セレモニーには、日産自動車 常務執行役員の伊藤由紀夫氏が登壇。アリアについて伊藤氏は「日本の伝統の美しさと先端技術を融合したデザイン、機能性を誇っています。この凜として端正な日本の美を表現したデザイン、ラウンジのように広くて心地の良い室内空間、電気自動車ならではの静粛性、そして力強い加速といった異次元のプレミアムな走りをお届けします」

「それだけでなく、設定した車速を上限に、先行車と車速に応じた車間距離を保ちながら、車線中央付近を走行するための運転操作や車線変更操作を支援するプロパイロット2.0、車外からインテリジェントキーで遠隔操作し、クルマを移動させることができるプロパイロットリモートパーキングといった最先端の技術をぎっしりと詰め込んでいます。日本中のユーザーに新感覚、新次元、ワクワクした体験をお届けできると考えております」と自信を覗かせた。

画像: 日産独自の技術が詰まったアリアは、まさに「技術の日産」を体現したクルマと言っていい。

日産独自の技術が詰まったアリアは、まさに「技術の日産」を体現したクルマと言っていい。

伝統美術と先進技術の融合をイメージしたアートが花を添える

セレモニーには和紙アーティストの佐藤友佳理氏が手がけた「ARIYA STARTING BOX」が設置された。ビデオメッセージでコメントを寄せた佐藤氏はそのデザインについて「和紙作品とアリアの親和性、共通点を意識して制作しました。私は空間を仕切る際、内と外を分断しない開放感をもち、心地よいと感じる作品、空間となるように心がけています。また、日産が未来のクルマを意識しているように、私も未来の工芸の形はこうなっていくのだろうかという想いから、デジタルファブリケーション(デジタルデータを用いたものづくり)を取り入れており、そういった点にインスピレーションを受けました」と語った。

また、繭型の作品にすることで、アリアの登場シーンを「繭から美しい蝶が現れる様子」で表現したといい、これには建築の設計・デザインに用いられる3次元の設計手法、パラメトリックデザインを取り入れ、近未来を感じられるような力強い形状を意識した作品となっている。

画像: 納車第1号のフォルムを覆い尽くす大型の「繭」をイメージした和紙アート「ARIYA STARTING BOX」。

納車第1号のフォルムを覆い尽くす大型の「繭」をイメージした和紙アート「ARIYA STARTING BOX」。

最初のオーナー、クルマにまったく興味がなかったが・・・

購入第1号車のオーナーとなった中村真司氏は「アリア1号車のオーナーになれて大変光栄です。誰よりも早く一番にこのクルマがほしい、と妻とよく話をしていたのですが、それが現実になってしまいびっくりしております。このような企画を考えていただいた関係者のみなさまに改めて御礼申し上げます」と挨拶。

画像: 待ち望んでいたアリアを前に、嬉しさとともに納車までの経緯について語った中村真司さんと妻の明子さん。

待ち望んでいたアリアを前に、嬉しさとともに納車までの経緯について語った中村真司さんと妻の明子さん。

中村氏は元々クルマにまったく興味がなかったといい、今回アリアを購入することになった経緯を語ってくれた。「2年ほど前、災害時の給電設備として蓄電池を探していたのですが、その時に電気自動車から給電できることを初めて知りました。それから電気自動車のことを徹底的に調べ、見つけたのがアリアでした」

機能美という言葉がぴったりなエクステリアと、ボタンがほとんどないインテリアで圧倒的な存在感を出しているディスプレイ、また、運転席と助手席の足元が繋がっていて、広い空間ができているところが気に入っていると語った。今週末はこのアリアのプロパイロット2.0を使って軽井沢に行く予定だという。アリアは、さっそく中村夫妻のカーライフをサポートすることになりそうだ。

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