2022年1月に日本仕様が発表された、新型フェアレディZ。今回は6月下旬に発売予定となっているカタログモデルのディテールを、日産本社ギャラリーに展示された「バージョンST」で紹介しよう。

「カスタマイズド プロト」も市販されるのか?

日産自動車は、グローバル本社ギャラリーにおいてさまざまなモデルの展示を行っている。2021年末には「Nissan Future]と題した特別イベントも開催、中国仕様ながら新型エクストレイルを展示していた。

ひときわ人気を集めているのが、2022年1月の東京オートサロン(TAS)2022で日本仕様が初公開された新型フェアレディZだ。240台限定の特別仕様車「プロト スペック」を皮切りに、2022年6月下旬ごろより販売が開始される予定になっている。

ロングノーズ&ファストバックという伝統のシルエットを継承し、初代240ZGを彷彿とさせるヘッドランプ、歴代のZに通じる四角い開口部のフロントグリル、初代や4代目からインスパイアされたテールランプなど、そのスタイリングは歴代のZへのオマージュを感じさせるものだ。

インテリアは、メーターパネルは12.3インチのカラーディスプレイとなったが、ダッシュボード上には3連のサブメーターを備え、ステアリングホイールやシフトノブもクラシカルな雰囲気のあるデザインとなっている。

パワートレーンは、405psと475Nmを発生する3L V6ツインターボのVG30DDTT型。トランスミッションは6速MTとマニュアルモード付き9速ATが設定され、駆動方式はもちろんFRのみだ。日本仕様は限定モデルのプロト スペックの他に、ここで紹介しているバージョンST、バージョンS、標準車を設定。TASに参考出品された「カスタマイズド プロト」が市販されるのかも注目されている。

なお、新型フェアレディZの型式はZ34で従来型と変わらない。型式だけ見ればフルモデルチェンジではなくビッグマイナーチェンジということになるのだが、その改良内容はかなり大掛かり。いずれにしても、一日も早く公道を走る姿を見たい1台だ。

■日産 フェアレディZ バージョンST 主要諸元

●全長×全幅×全高:4380×1845×1315mm
●ホイールベース:2550mm
●車両重量:未発表
●エンジン:V6 DOHCツインターボ
●総排気量:2997cc
●最高出力:298kW(405ps)/6400rpm
●最大トルク:475Nm(48.4kgm)/1600−5600rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:FR
●タイヤサイズ:前255/40R19、後275/35R19
●車両価格(税込):未発表

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