2021年8月19日に大幅改良されたスバル「フォレスター」が好調な販売を見せている。2022年3月までの販売台数は約1万6000台と、半導体の供給不足と新型コロナウイルス感染症拡大の影響で生産が滞る中、計画を超える数値を残している。

e-BOXERモデルの「Advance(アドバンス)」が好評

2018年6月に発表された5代目「フォレスター」は、取り回しの良さと室内の広さを両立したパッケージング、たくましさや機能的で使いやすさが感じられるスバルらしいデザインが高い評価を受けているSUV。スバルが最量販車種と位置づけるグローバル戦略車でもある。現行の5代目デビュー時に行われた先行予約では、1カ月で予約台数が4119台に達して話題を集めた。

2021年8月に行われたデビュー4年目の大幅改良では、スバルのデザインコンセプトである「ダイナミック×ソリッド」をより進化させる「ボルダー(BOLDER=大胆な)」思想を取り入れたフロントフェイスやアルミホイールを採用する。

走行性能では、アダプティブ変速制御の「e-アクティブ シフトコントロール」をe-BOXER(ハイブリッド)搭載車の全車に拡大展開。全グレードで足まわりを改良して、しなやかさとスポーティさを高次元で両立させている。また、安全性能では「新世代アイサイト」を搭載、ドライバーモニタリングシステムに「ジェスチャーコントロール機能」を追加するなど、さらなる進化を見せた。

その新型「フォレスター」の日本での月販目標台数は2200台と発表されていたが、このほど発売から約7カ月を経過した2022年3月までの販売台数が、約1万6000台に達していることがわかった(2022年3月は5089台を販売)。半導体の供給不足と新型コロナウイルス感染症拡大の影響で生産に大幅な遅れが出ている中で、目標台数を超えるデータをマークしていることになる。

画像: 新デザインコンセプトであるBOLDERの採用によって、よりタフな印象になり、さらにSUVらしさが増した。

新デザインコンセプトであるBOLDERの採用によって、よりタフな印象になり、さらにSUVらしさが増した。

ユーザーから評価されているポイントは、足回り改良による乗り心地や見切りの良さ、室内の広さなど「日常領域」での使い勝手の良さを挙げられる一方、悪路走破性の高さというアウトドアをはじめとする「非日常領域」でのコメントが入っているのはフォレスターらしいところ。また、どちらの領域でも活躍する新世代アイサイトが、全グレードに標準装備されていることも大きなポイントだろう。

販売実績の主な特徴としては、ハイブリッド車の「アドバンス」が最量販グレードで約40%となっている。アイサイトの機能をさらに強化・安全性を高める「アイサイトセイフティプラス」や「ドライバーモニタリングシステム」を標準装備していることから、ユーザーによる安全意識の高さを伺える。また、運転支援システムはアドバンスと変わらず、エンジンを1.8L 対4ターボ(177ps/300Nm)としたスポーツが36%と続く。

そのほかの特徴としては・・・

●e-BOXER車の割合は約64%
●ボディカラーの人気は、クリスタルホワイトパールが1番で全体の約35%、続いてマグネタイトグレーメタリック、クリスタルブラックシリカ

と発表されている。

このところ、新型フォレスターを見かける機会が増えているのには、こうした実績があったわけだ。

画像: アクティブトルクスプリットAWDで4輪に最適なトルク配分制御を行い、独自の4WDシステムのシンメトリカルAWDによって、悪路での高い走破性能を実現。

アクティブトルクスプリットAWDで4輪に最適なトルク配分制御を行い、独自の4WDシステムのシンメトリカルAWDによって、悪路での高い走破性能を実現。

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