W206型と呼ばれるメルセデス・ベンツの新型Cクラス。セダン、ステーションワゴンに続く第3のボディタイプとしてクロスオーバーモデルの「オールテレイン」が登場した。そのディテールを写真で紹介しよう。

四輪駆動システムの4MATICとディーゼルターボを組み合わせる

「オールテレイン」とは「すべての地形」といった意味。つまり、あらゆる路面を走ることを目指したクロスオーバーモデルというわけだ。Cクラス ステーションワゴン(以下、ワゴン)をベースに、最低地上高を40mmアップし、メルセデス伝統の四輪駆動システム「4MATIC」を採用している。

エクステリアは、メルセデスのSUVモデル共通のシングルルーバー、専用の前後バンパーとアンダーガード、そしてマットダークグレーのホイールアーチとサイドシルガードを装着してSUVテイストを高めている。インテリアはワゴンと基本的に変わらないが、12.3インチのコクピットディスプレイと11.9インチのメディアディスプレイが目をひく。物理的スイッチを簡素化したコクピットは、Sクラスに続く最新世代デザインを採用している。

日本仕様のパワーユニットは、200psと440Nmを発生する2L 直4のディーゼルターボにISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッドのみの設定となる。ちなみに、Cクラスのワゴンボディで4WDを選べるのは、このオールテレインだけとなる。

安全運転支援システムの「インテリジェントドライブ」や音声認識機能の「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」テレマティクスサービスの「メルセデス ミー コネクト」など、安全&快適装備は、セダンやワゴンのCクラスと同様に充実している。SUV譲りの車高とワゴンの実用性を併せ持ったオールテレインは、Cクラス第三のバリエーションとして人気を呼びそうだ。

■メルセデス・ベンツ C220d 4MATIC オールテレイン 主要諸元

●全長×全幅×全高:4760×1840×1495mm
●ホイールベース:2865mm
●車両重量:1900kg
●エンジン:直4 DOHCディーゼルターボ+ISG
●総排気量:1992cc
●最高出力:147kW(200ps)/3600rpm
●最大トルク:440Nm(44.9kgm)/1800-2800rpm
●モーター最高出力:15ps
●モーター最大トルク:208Nm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:軽油・66L
●WLTCモード燃費:17.9km/L
●タイヤサイズ:245/45R18
●車両価格<税込>:796万円

This article is a sponsored article by
''.