2022年4月21日、ランボルギーニはモナコ在住のクライアントのためにウラカン STOを送り出した。これはウラカンとしては2万台目のモデルとなる。そこで、2014年のデビュー以来8年間にわたる、ウラカンのサクセスストーリーを振りかえってみたい。

12のロードバージョンと3種のトラックバージョンを送り出す

画像: 2万台目となったウラカンSTO(右)と最新モデルのウラカン テクニカ。

2万台目となったウラカンSTO(右)と最新モデルのウラカン テクニカ。

ランボルギーニのV10ミッドシップ スーパースポーツ、ウラカン。2014年にガヤルドの後継として誕生し、今までに生産された2万台のうち71%がクーペ、29%がスパイダーだった。仕向け地のトップは米国で、32%以上が出荷されている。英国と中国がそれに続く。後述するSTOの人気もあり、2021年は2568台と販売台数を大幅に伸ばした。ここからは、ウラカンの歴代モデルを振りかえってみよう。

最初のクーペモデル、ウラカン LP610-4(2014年)

画像: 最初のモデル、ウラカン LP610-4クーペ。

最初のモデル、ウラカン LP610-4クーペ。

ウラカン最初のモデル、LP610-4 クーペは2014年のジュネーブ モーターショーでデビューした。5.2Lの自然吸気V10エンジンは610hpと560Nmを発生し、駆動方式は4WD。0→100km/h加速は3.2秒、最高速度は325km/hと公表された。ランボルギーニ ANIMAと呼ばれるドライブモードやLPI車両マネジメント システム、灯火類のLED化(スーパースポーツで初)などを採用した。

翌2015年のフランクフルト モーターショーでLP610-4 スパイダーが発表された。パワースペックはクーペと同様だが、0→100km/h加速は3.4秒、最高速度は323km/hとされている。

2輪駆動モデルのウラカン LP580-2(2015年)

画像: 後輪駆動のウラカン LP580-2クーペ。

後輪駆動のウラカン LP580-2クーペ。

LP610-4と同じ5.2LのV10エンジンを搭載するが、パワースペックは580hp/533Nmにおさえられ、後輪のみを駆動。4WDモデルより33kgの軽量化を達成したモデル。最高速度は320km/h。2016年のロサンゼルス モーターショーでスパイダーも発表された。パワースペックはクーペのLP580-2と同じだ。

ニュルブルクリンクでレコードを記録したペルフォルマンテ(2016年)

画像: ウラカン ペルフォルマンテ スパイダー。

ウラカン ペルフォルマンテ スパイダー。

2016年に発表された「ペルフォルマンテ(イタリア語でパフォーマンスの意味)」は、最高出力は640hp/8000rpm、最大トルクは600Nm/6500rpmにアップ。アクティブ エアロダイナミック イノベーションにより、ニュルブルクリンク北コースの生産車でのラップレコード、6分52秒01を記録した。

さらに2018年にはペルフォルマンテ スパイダーを発表。パワースペックはクーペと同等で、0→100km/h加速は3.1秒、0→200km/h加速は9.3秒とアナウンスされている。

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