フルモデルチェンジで、フィアット初のバッテリー電気自動車(BEV)となったフィアット 500eがいよいよ日本に導入された。そのディテールを写真で紹介しよう。

可愛らしさは先代そのままに、最大航続可能距離は335km

ステランティス グループに属するフィアット ブランドのコンパクトカー、「チンクエチェント(500)」は今回のフルモデルチェンジで「500e」となり、バッテリー電気自動車のみのラインナップとなった。

一見、従来型をモディファイしてEV化したように思えるが、完全な新設計モデルだ。日本の5ナンバーサイズにおさまるコンパクトで可愛らしいスタイルはそのままに、87kWと220Nmを発生する電気モーターを搭載。42kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを床下に搭載し、最大335kmの航続可能距離(WLTCモード)を達成している。

ボディバリエーションは従来型と同じで、3ドア ハッチバックと電動開閉式ソフトトップを備えたカブリオレを設定。カブリオレは、現在のところ唯一無二となる電気自動車のオープンモデルだ。

インテリアでは、7インチのメーターディスプレイに、センターダッシュには10.25インチのディスプレイを配してスマートフォンとのリンクも可能。トリノの街並みが描かれたスマートフォントレイや、500eのルーツである「ノーヴァ500」のイラスト入りドアハンドルなど、遊び心のあるデザインが散りばめられている。

数々の先進運転支援装置も備え、快適装備も充実した500eは、シティコミューターとして人気を集めそうだ。また、サブスクリプション型を含めたリースのみでの販売方法もユニークなポイントだ。

■フィアット500e ポップ<オープン> 主要諸元

●全長×全幅×全高:3630×1685×1530mm
●ホイールベース:2320mm
●車両重量:1320kg<1360kg>
●モーター:交流同期電動機
●最高出力:87kW(118ps)/4000rpm
●最大トルク:220Nm/2000rpm
●バッテリー総電力量:42kWh
●WLTCモード航続距離:335km
●駆動方式:FWD
●タイヤサイズ:195/55R16<205/45R17>
●車両価格(税込):450万円<495万円>

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