2022年5月14日(土)、JR大阪駅前のグランフロント大阪 うめきた広場で「EV&SDGsフェア2022 in OSAKA」が開催される。イベント会場に登場する車両を解説するこのコーナー、今回はボルボの「XC60 リチャージ」をご紹介。

XC60のリチャージモデルは、BEVでなくPHEV

登場した2017年には、日本カー・オブ・ザ・イヤーをはじめ多くのアワードを受賞。それなりに時間が経過してもエレガントなスタイリングはいまだに色あせない。モデルライフ途中におけるボルボの電動化宣言を受けて、マイルドハイブリッド化とプラグインハイブリッド化を進めてきた。

「リチャージ」と名付けられたPHEVは「T6」のグレード名で、フロント52.0kW/リア107.0kWの電気モーターとターボチャージャーを備え、186kW(253ps)、350Nmを発生する2L 直4ガソリンエンジンとの組み合わせとなる。

一充電で約81kmの距離をEV走行できる。走行モードは電気主体で走る「ピュア」、燃費効率と航続距離をバランスさせた「ハイブリッド」、モーターとエンジンのパワーを最大限に生かす「パワー」の3つが選べる。

画像: バッテリー容量が従来の約60%増となる18.8kWhとなり、EVモード時の航続距離は最長で約70~90kmと2倍になった。

バッテリー容量が従来の約60%増となる18.8kWhとなり、EVモード時の航続距離は最長で約70~90kmと2倍になった。

2021年秋のマイナーチェンジでは、インフォテインメントにいち早くGoogleシステムを導入して機能の向上を図ったのがポイントだ。これにより音声で各種操作が可能となり、Googleマップによるナビゲーションをはじめさまざまなアプリが利用できるほか、Googleアシスタントを利用すると、あらかじめ自宅でカーナビの目的地設定や空調の温度を調節しておいたり、出先から自宅の対応する家電を遠隔操作することができるようになるなど、利便性が飛躍的に高まった。同機能は新車時から4年間、無料で利用できる。

なお、Googleシステムの導入にあわせてセンターディスプレイの画面デザインや操作ロジックを見直したほか、メーターも一新している。

外観もフロントグリルやバンパー形状がをリフレッシュしたほか、運転支援装備についても後退時に障害物との衝突を回避するブレーキ機能を新たに装備している。

ボルボは2030年までにすべての車両のBEV化を宣言しているが、現在もすでに全モデルが電動化への対応を完了している。

ボルボ XC60 リチャージ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4710×1900×1660mm
●ホイールベース:2865mm
●車両重量:2180kg
●エンジン:直4 DOHCターボ+2モーター
●総排気量:1968cc
●最高出力:186kW
●最大トルク:350Nm
●モーター最高出力:107kW
●モーター最大トルク:309Nm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・71L
●WLTCモード燃費:14.3km/L
●タイヤサイズ:255/45R20
●車両価格(税込):934万円

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