2022年5月25日から27日に、パシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展2022」が開催された。今回は国内の自動車メーカー9社をはじめ、国内や海外のサプライヤーが484社も出展(オンライン出展社を除く)。技術展示が中心だが、ここでは見て分かりやすいプロトタイプモデルやコンセプトカーなどを中心に、紹介しておこう。

3年ぶりのリアル展示会は多くのギャラリーでにぎわう

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、パシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展(以下、人テク)」が開催されたのは3年ぶり。また、リアルの展示だけでなくオンラインのみでの出展も27社あり、出展社数は計511社となった。

「将来のクルマ社会を展望する技術展」を謳う「人テク」は、まさに先進技術のオンパレードで、私大文系卒の筆者には難しいものも多い。ここでは、メーカーの展示やユニークなプロトタイプなど、見て分かりやすいものを中心に紹介しておこう。

■ヴァレオ 48V eシティカー

シトロエン アミ(日本未導入のコンパクトEV)をベースに、モーター/インバーター/減速機のオールインワンシステム「48V eアクセス」を搭載したフランスのサプライヤー、ヴァレオのデモカー。最高走行速度は100km/hで、CO2を発生せずに100kmの走行が可能。

画像: ■ヴァレオ 48V eシティカー

■Grand-Huvo コンセプト 2022

住友重工が開発した高張力鋼板「STAF」を用いて、プロトタイプのリーディングカンパニーであるトピアが製作したモデル。スバル XVのプラットフォームを用いて、OZコーポレーションのEVコンバージョンキットを搭載したEV。インテリアもオリジナルだ。

画像: ■Grand-Huvo コンセプト 2022

■いすゞ MU-X

いすゞがアセアン地域やオーストラリアなど、世界60カ国以上に輸出しているピックアップ派生SUV。140kW(約190ps)と450Nmを発生する3Lディーゼルターボを搭載した、3列7人乗り。日本で発売したらウケそうなのだが、現段階では予定はないという・・・。

画像: ■いすゞ MU-X

「人テク」の来場者数は5万人を見込んでいるとのことで、世の中が少し落ち着いたせいか、リアルな展示会に飢えていた(?)多くのギャラリーが集まっていた。なお、この展示会は2022年6月29日から7月1日まで、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)でも開催される。

ここで紹介した3台を含めて、他のモデルや展示内容は以下のアルバムをご覧ください。(文と写真:Webモーターマガジン編集部 篠原政明)

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