2022年5月31日(英・現地時間)、ランドローバーはオフローダーの世界を席巻する「ディフェンダー」のラインナップ「90」と「110」に加え、フルサイズの3列シート8人乗りとなる「130」を新たに導入した。「130」は、エリザベス女王の在位70年を祝し、女王陛下と英国赤十字社へ献上される。また、2022年6月7日に日本仕様が発表された。

※2022年6月7日、日本仕様発表により加筆修正しました。

車体後部を340mm拡張し、3列目シート搭載スペースを拡大

ランドローバーのラインナップにおいてもオフロードの頂点に立つ「ディフェンダー」。5人乗り3ドアのショートホイールベース「90」と、5/7人乗りの「110」に加え、8人乗りの「130」が新たなファミリーとなった。ラインナップの中では頂点となるモデルで、5人乗りも用意される。グレード展開は「SE」、「HSE」、「Xダイナミック」、「X」、「ファーストエディション」の4つとなる。

「130」のエクステリアはタフな走破能力を損なうことなく、ボディ後部を340mm延長されている。3列すべてのシートに、広々とした室内空間を提供するためだ。また、リアオーバーハングが延長され、3列目シートとラゲッジスペースのさらならう拡大も図られている。

画像: 2列目と3列目を倒せば、このとおり。3列目シートを使用した状態でも、最大389リットルの容量を確保しているというから恐れ入る。

2列目と3列目を倒せば、このとおり。3列目シートを使用した状態でも、最大389リットルの容量を確保しているというから恐れ入る。

パノラミックガラスルーフに加え、3列目の頭上には2つ目のサンルーフが付くのも特長だ。ボディカラーは、「130」限定のセドナレッドが用意される。他には、ボートテールスタイルのアップリフトや、リアのLEDライト周りのデザインの見直しも行われている。

サイドのデザインは、3本のラインがリアに向かってわずかに上昇する従来のパターンが踏襲されている。ボディ同色のハードシェルスペアホイールカバーとナルヴィックブラックのルーフレールは標準装備。「ディフェンダー」の4つのエクステリアアクセサリーパック(エクスプローラーパック、アドベンチャーパック、カントリーパック、アーバンパック)の選択もできる。

そして、130の洗練されたプロポーションを強調するのが、オプションの「エクステンデッドブライトパック」。ロアーボディパネルをすべてセレスシルバーサテンフィニッシュにし、ハクバシルバー、フジホワイト、ユーロンホワイトのボディカラーとのコントラストを楽しめる。ボンネットルーバーとサイドフェンダーのセレスシルバーのディテールは全モデルに採用され、足元は20インチのルナアロイホイールが装着される。アロイホイールはブライトシルバーの選択もできる。

ブライトパックを拡張した、ノーブルクロームのフロント&リアスキッドプレート、グロスブラックのロアバンパーとホイールアーチエクステンションを装備た仕様もある。

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