ライカカメラ社は、フィルムを使用するレンジファインダーカメラのライカM-Aをベースとし、その材質にチタンを使用した特別限定モデル「ライカM-A チタンセット」を世界限定250セット発売する。

独特な風合いで高級感あふれるチタン外装

この「ライカM-Aチタン」はチタンを使用した特別限定モデルとして2001年に初登場した「ライカM6 TTL チタン」から数えて6機種目となるモデル。主要パーツは無垢のチタンから削り出されている。これにより、高い堅牢性に加え、他の材質では実現できない独特の質感をもつカメラに仕上がっている。

ライカM-Aチタンはデジタルカメラではないフィルムカメラで、基本性能はカタログモデルのライカM-Aと同等。ピント合わせ、露出合わせはマニュアルで、シャッターの動作も機械式。シャッター速度は1〜1/1000秒。ファインダー倍率は0.72倍で、ピント合わせはファインダー中央の二重像を合致させる距離計連動式。フィルム巻き上げ、巻き戻しも手動式で、フィルム装填はベースプレートを外して行う。

画像: ライカ M-Aチタンの主なパーツは無垢のチタンから削り出されている。

ライカ M-Aチタンの主なパーツは無垢のチタンから削り出されている。

画像: リアパネルにはフィルム感度表示ダイヤルが備わる。

リアパネルにはフィルム感度表示ダイヤルが備わる。

レンズは初代ズミクロンのデザインを採用

セットの内容はクラシックなデザインのライカ アポ・ズミクロンM f2/50mm ASPH.で、ライニングにブラックカラーのシルクを用いた特製ボックス入り。

このレンズは最新の光学を採用しているが、1956年に登場した初代ズミクロンMの「ライカ ズミクロン f2/50mm」をベースに外観をデザインしたもので、レンズの外装にもチタンが採用されている。

特別限定モデル「ライカM-A チタンセット」は世界限定250セットで、カメラ本体とレンズのどちらにも、エディションナンバーが刻印されている。ライカストア、ライカオンラインストア、ライカブティックにて2022年6月18日より発売予定。価格は319万円。クルマが買えるプライスのカメラだ。

画像: アクセサリーシューにはエディションナンバーが刻印される。セットのアポ・ズミクロンM 50mmF2 ASPH.は、フォーカスリングのローレット加工など、外観デザインはクラシックなタイプに変更されている。

アクセサリーシューにはエディションナンバーが刻印される。セットのアポ・ズミクロンM 50mmF2 ASPH.は、フォーカスリングのローレット加工など、外観デザインはクラシックなタイプに変更されている。

ライカ M-Aチタンセット

型式:レンジファインダー式 フィルムカメラ
レンズマウント:ライカMバヨネットマウント
光学ファインダー:大型ブライトフレームファインダー(パララックス自動補正機能付き)
フレーム:28-90mm/35-135mm/50-75mm
ファインダー倍率:0.72倍
レンジファインダー:二重像合致式レンジファインダー
有効基線長:49.9mm(基線長69.25mm×ファインダー倍率0.72倍)
シャッター:布幕横走り機械制御式フォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード:1〜1/1000秒、B
大きさ:約138×38×77mm

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