ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」にeスマート ハイブリッド搭載車が設定されてから半年が過ぎた。そこで、人気の秘密や購入のポイントを、実際のデータから探ってみたい。

目標台数を超える受注があるが、生産が間に合わず・・・

2019年10月の東京モーターショーに「新型コンパクトSUV(市販予定車)」として参考出品されて評判となり、同年11月に発売されたダイハツ ロッキー。トヨタとの共同開発車ではあるが、主導はダイハツで、姉妹車のトヨタ ライズはOEM供給モデルとなる。

画像: 全長は4mを着るコンパクトなサイズだが、SUVらしい力強さも感じさせる佇まいのロッキー。

全長は4mを着るコンパクトなサイズだが、SUVらしい力強さも感じさせる佇まいのロッキー。

街中でも扱いやすいコンパクトなSUVとして人気を集め、2021年11月にシリーズハイブリッド(エンジンで発電してモーターで駆動する)方式の「e-SMART HYBRID(eスマート ハイブリッド)」搭載モデル(以下、HEV)が追加設定され、人気をさらに高めた。

そんなHEVが発売されてから半年が過ぎた。2021年11月〜2022年4月の登録台数は1万3579台。そのうち、HEVは8473台。約64.2%がHEVとなっている。月販目標台数は2000台(そのうちHEVは700台)なのだが、6カ月の平均では全体で約2263台、HEVが約1412台。いずれも目標台数はクリアしているが、実際の受注はこれよりも多いのだという。新型コロナウイルス感染拡大などの影響による部品供給不足といったあおりを受けて、生産が間に合っていないようだ。したがって、バックオーダーもかなり多いらしい(この数値に関しては未発表)。

ちなみに、OEM供給モデルのライズは、2021年11月〜2022年4月の販売台数は4万9662台で、そのうちHEVは2万6740台(約53.8%)。これはディーラー店数など販売力の差があるから、いかんともしがたいところ。それでも、HEVの比率はロッキーのほうがライズより高いのは興味深い。まずは、今回の生産を主導したダイハツのロッキーについて、その人気を考察していきたい。

画像: OEM供給されるトヨタ ライズのほうが登録台数は多いが、販売力の差を考えれば仕方ないところか。

OEM供給されるトヨタ ライズのほうが登録台数は多いが、販売力の差を考えれば仕方ないところか。

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