2022年6月23日から26日に開催されたグッドウッド フェスティバル オブ スピードで、1250hpを発生するモンスターマシンのスペシャルモデルが登場。ハイパーカー ブランドのジンガーが、アルカンターラでカスタマイズした内装を備えた特別な「21C」を初披露した。

1250hpを発生するハイパーカーにアルカンターラの内装を採用

「ジンガー(Czinger)」という社名を知っている人は、かなりのクルマ好きといえるだろう。2019年にケヴィン・ジンガーが米国カリフォルニア州のロサンゼルスに設立した、ハイパーカー(スーパーカーを超えるパフォーマンスを発揮するクルマ)を少量生産しているメーカーだ。

そのジンガーが送り出すモデルが「21C」だ。いかにもレーシングカーライクな、ハイパーカーと呼ぶにふさわしいスタイリングで、乗員は前後に座るユニークなタンデム2シーターだ。2.88LのV8ツインターボが後輪を、モーターが前輪を駆動するハイブリッドシステムを採用し、システム総合出力は1250hpに達する。

公称の最高速度は405km/h、0→100km/h加速は1.9秒というハイパフォーマンスを発揮し、米国のラグナセカ サーキットでは市販車最速記録を樹立しているという。

画像: ジンガー 21C。タンデム2シーターのコクピットを備えたハイパーカーだ。

ジンガー 21C。タンデム2シーターのコクピットを備えたハイパーカーだ。

今回、グッドウッドで初披露された21Cは、内装をアルカンターラでカスタマイズしたものだ。これはアルカンターラ社とジンガー社のデザインチームが協業し、アルカンターラの軽量性と技術を幅広く活用した、画期的で高度なものだという。

アルカンターラ(ALCANTARA)社は、1972年に設立されたイタリアの最高級マテリアルメーカー。高級車の内装をはじめ、ファッション、アクセサリー、室内装飾、家電など、さまざまな分野の一流ブランドに選ばれている同社のオリジナル素材「アルカンターラ」は、日本でも有名だ。

画像: シートやドア内張りなどの内装にアルカンターラを採用した、ジンガー 21C(公道仕様)。

シートやドア内張りなどの内装にアルカンターラを採用した、ジンガー 21C(公道仕様)。

21Cのシート表面には、特殊な熱と圧力を組み合わせたアルカンターラ独自のエンボス加工によって六角形模様が浮き上がるような3D仕様になっている。また、公道仕様のモデルではライトベージュやオフホワイトのマテリアルに手縫いやパイピングラインなどのさまざまな加工も施されている。

このユニークなコラボレーションを記念して、グッドウッド フェスティバル of スピードと、両ブランドのロゴを描いたアルカンターラ製のバッグも特別に制作された。なお、日本においてはスカイグループがジンガー社とパートナー契約を締結しており、オーダーの受付を行っている。

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