メルセデス・ベンツ日本(以下、MBJ)は、EQC、EQAに続く「メルセデスEQ」電気自動車(EV)の第3弾として、「EQB」を日本に導入した。そのディテールを写真で紹介しよう。

ミニバン的にも使える3列7人乗り。4WDも設定

先に登場した2台のEVと同様に、EQBもクロスオーバーSUVタイプのEVだ。メルセデス・ベンツ GLBをベースとしているので、3列シートの7人乗りを採用している。全長は4.7mを切り、全幅も1.8mちょっとという街中でも扱いやすいサイズながら、ミニバン的にも使えるEVは、MBJが謳う「新しいコンセプトの電気自動車」といえるだろう。

スタイリングはGLBと似ているが、バンパーや前後エプロンの形状などは専用の意匠でエアロダイナミクスを進化させ、Cd値は最小で0.28を実現している。前後のランプはデイタイムランニングランプやライトストリップとつながった一文字のデザインも特徴的だ。インテリアでは、モーターのコイルの色をモチーフにしたローズゴールドの加飾がEVであることをさりげなく主張する(AMGラインパッケージではシルバーとなる)。

日本仕様のEQBは、FWDのEQB250と2モーター4WDのEQB350 4マティックを設定。EQB250のモーターは最高出力190psと最大トルク520Nmを発生。EQB350 4マティックはシステムで最高出力292psと最大トルク520Nmを発生する。いずれも200Vの普通充電とCHAdeMO規格の急速充電に対応し、WLTC一充電走行距離は、EQB250が520km、EQB350 4マティックが468kmとされている。

クライメートコントロールは、EVならではのヒートポンプ式を採用。テレマティクスやメルセデス ミー コネクトにもEQ専用のプログラムが用意され、安全運転支援システムも機能が強化されるなど、快適&安全装備とも高いレベルで充実している。

■メルセデス・ベンツ EQB350 4マティック 主要諸元

●全長×全幅×全高:4685×1835×1705mm
●ホイールベース:2830mm
●車両重量:2160kg
●モーター:交流誘導電動機(前)/交流同期電動機(後)
●システム最高出力:215kW(292ps)
●システム最大トルク:520Nm(53.0kgm)
●バッテリー総電力量:66.5kWh
●WLTCモード航続距離:468km
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:235/55R18
●車両価格(税込):870万円

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