パナソニックから、車載器単体でETC2.0サービスを利用できるETC2.0車載器が出た。GPSを搭載しているので、走行経路情報を使ったETC2.0の割引サービスを受けることもできるのだ。

ETC2.0普及の起爆剤となるか?

高速道路の料金所を通るとき、ETC非搭載車はほとんど見かけなくなった。それもそのはず、国土交通省の発表によると平成28年のETC利用率は全国平日平均で91.7%、全国土休日平均で90.7%に達しているのだ。
で、ETC2.0車載器はどのくらい普及しているか?というと…。

全セットアップ件数の累計を比較すると、ETC車載器が約7749万台なのに対し、ETC2.0車載器は約225万台。(ともに2017年2月時点。一般財団法人ITSサービス高度化機構調べ)
ETC車載器の実勢価格は6000円前後~とかなり値ごなれしているが、ETC2.0車載器は1.5~3万円と、まだ価格差がある。ETCからETC2.0への買い換えが進まない一因だろう。ETC2.0サービスを受けるには対応カーナビとの連動が必要、となるとカーナビも買い換えなければならない。さらにハードルが上がってしまう。

画像: パナソニック GPS付きETC2.0車載器「CY-ET2600GD」。市場想定価格は2万円前後。

パナソニック GPS付きETC2.0車載器「CY-ET2600GD」。市場想定価格は2万円前後。

この状況を打破してくれそうなのが、パナソニックのGPS付きETC2.0車載器「CY-ET2600GD」だ。ダッシュボードに設置する別体アンテナに、GPSとスピーカを内蔵。このGPSで自車位置を測位するので、カーナビがなくても走行経路情報を活用したETC2.0の高速料金割引を受けることができる。
ETC搭載車は出発地と目的地が同じなら、どのルートを通っても料金は同じだが、ETC2.0搭載車はルートによっては割引になる場合があるのだ。

渋滞しがちな首都高速を避けて圏央道や新湘南バイパスを利用すると、ETC2.0搭載車限定の料金割引サービスが適用される(大都市近郊区間のkm単価の約2割引き)。この区間をよく使うドライバーなら、ETC2.0車載器への買い替えコストは回収できるだろう。
例えば、入間-境古河間の62.1kmは、ETC2.0の普通車は1810円、ETC2.0以外の普通車は2140円。片道330円、往復で660円の差となる。2万円のETC2.0車載器は、30往復でほぼチャラになる計算だ。

現在のETC2.0割引は圏央道と新湘南バイパスだけだが、今後、ETC2.0搭載車なら、
・災害や事故時に高速道路を一回降りて次のICから乗った場合も、連続走行した際の料金となる
・大都市圏の渋滞を避けたルートを走行した場合、高速道路料金が割引になる
などの導入が予定されている。

画像: ETCゲートやITSスポットとデータをやりとりするアンテナはダッシュボードに設置。GPSとスピーカーを内蔵している。スピーカーがドライバーの近くにあるので、音声案内を聞き取りやすい。

ETCゲートやITSスポットとデータをやりとりするアンテナはダッシュボードに設置。GPSとスピーカーを内蔵している。スピーカーがドライバーの近くにあるので、音声案内を聞き取りやすい。

「CY-ET2600GD」のメリットは料金割引だけではない。
高速道路に設置されているITSスポットとの通信によって、最大1000kmの広域交通情報を受信。進行方向のリアルタイムの渋滞情報を音声で知らせてくれる。帰省や旅行など、ロングドライブの時に役立つ情報だ。
さらに安全運転をサポートする機能もある。ITSスポットとの通信で、見通しの悪い合流地点では合流車両の存在を教えてくれるし、前方の停止車両や落下物、路面が凍結しているカ所、交通規制や工事規制の情報なども案内。地震などの災害発生時には、対応方法も教えてくれる。

ルート案内はスマートフォンのカーナビアプリで十分。でも、ETC2.0のサービスも受けたい!というコスト重視派には、この「CY-ET2600GD」はベストチョイスだろう。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.