2017年のゴールデンウイークは、人気のコンパクトミニバン、ホンダ・フリードと過ごしてみた。遠出はしなかったけれど市街地を中心にけっこう走り回ったので、使い勝手を中心にレポートしよう。

高人気には、それなりの理由があった!

フリードが人気だ。2017年4月の販売台数は9111台で、C-HR、プリウス、ノートに次ぐ4位だった。
そんなフリードとゴールデンウイークを過ごした。
車種はハイブリッド G ホンダ センシング。2列目はキャプテンシートの6人乗りだ。

結論から言ってしまえば、市街地を中心に人と荷物を積んで日常の足として使うなら、フリード ハイブリッドは最高の1台だ。
11日間の走行距離は約670kmで、平均燃費は19.0km/L。市街地走行が7割くらいで、残りも首都高速など。ロングツーリングはしていない。
この使い方で、この燃費ならば、文句はないだろう。

モーターのみで発進後、すぐにエンジンがかかることは多いが、流れに乗ってスロットルを緩めるとエンジンは頻繁に止まり、モーターのみでもけっこう走る。
加速時にエンジンを少し回し気味だとノイズはそれなりだが、普通に流れに乗った走りなら気にならず、乗り心地も快適。
高速でも、80km/hくらいまでならモーターのみの走行も可能だ。
DCT 7速100km/hのエンジン回転数は2000rpmちょっと(LEDバーグラフのタコメーターなので、正確には分からない…)。
ホンダ センシングのアダプティブ クルーズコントロールと車線維持支援システムを作動させておけば、長距離の高速クルーズも疲れ知らずだ。
ボクシーなスタイリングだが、高速で横風にあおられることもない。
また、見かけ以上に小回りが効くし視界も良いので、けっこう機敏な走りを楽しめる。

今回の取材車は2-2-2の3列6人掛け。いちばん快適なのは、2列目のキャプテンシートだ。
スライドドア(もちろん電動開閉)の開口部は大きくフロアも低いので、足腰の弱いお年寄りを乗せるのにも最適。
3列目シートは2人掛けだが作りはしっかりしており、非常用ではない。
短時間だが大人6人がフル乗車して走る機会があったが、市街地走行レベルなら走りに不満はない。
3列目のパッセンジャーも窮屈さを感じることはなかった。

さて、気になるのは宿命のライバル?であるトヨタ・シエンタとの比較だろう。
走りに関しては、ほぼ互角。最大の違いは、シートアレンジと言える。
シエンタは、5プラス2。フリードは、6(or 7)マイナス2。
つまり、シエンタは2列5人乗りがデフォルトで、必要なときだけ3列目を出して使う。だから、3列目は床下に収納できてカーゴスペースも使いやすい。
フリードは、ふだんから3列目まで使った多人数乗車がデフォルトで、荷物を多く積むときだけ3列目を跳ね上げてカーゴスペースを広くする。

スタイリングは好みだから、好きなほうを選ぶとして、どういう使い方が多いか。
フリードかシエンタかで購入を悩んでいるなら、まずは使い方から選んでみるといいだろう。
フリードのスタイルが好きで、5人以上乗ることはない…というなら、フリードプラスという選択もありだ。
(文:篠原政明/写真:玉井 充)

フリード ハイブリッド G ホンダ センシング 主要諸元

全長×全幅×全高:4265×1695×1710mm
ホイールベース:2740mm
車両重量:1410kg
エンジン型式・種類:LEB型・直4DOHC+モーター
総排気量:1496cc
エンジン最高出力:81kW[110ps]/6000rpm
エンジン最大トルク:134Nm[13.7kgm]/5000rpm
モーター最高出力:22kW[29.5ps]/1313-2000rpm
モーター最大トルク:160Nm[16.3kgm]/0-1313rpm
JC08モード燃費:27.2km/L
燃料・タンク容量:レギュラー・36L
トランスミッション:7速DCT
駆動方式:FF
サスペンション 前・後:ストラット・車軸式
ブレーキ 前・後:Vディスク・ディスク
タイヤサイズ:185/65R15 88S
価格:249万6000円(6人乗り。7人乗りは251万7600円)

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