まずは、トヨタから。クラウンとセンチュリーが新型にスイッチするのは昨年の東京モーターショーでアナウンス済み。今年はもうひとつ、ビッグブランドが新世代に切り替わる。それがカローラ。3月のジュネーブショーではハッチバックが、4月のニューヨークショーではセダンが公開される。新型最大のトピックは、ついに3ナンバー化されること。TNGAの一環として開発されている新型カローラは、従来の仕向地別開発を止めて一本化される。もっとも、依然として5ナンバー需要の多い国内市場向けには、フェンダーの張り出しを抑えて全幅1750㎜以内に収めた仕様に。国内発表は12月頃となる。
一方、レクサスはESのフルモデルチェンジを機に、夏には国内市場にも初投入。さらに10月には新型コンパクトSUV「UX」の国内発売が開始される。
日産はどうか。残念ながら完全な新型車は年末の新型軽自動車までない。もっとも3月には東モに参考出品されたセレナのe-POWER、10月にはリーフのハイパワーバージョン(NISMO?)が発売される。ホンダは4月に発売される新型CR-Vにまずは注目。国内投入されるのは1年半ぶり。基本的な仕様は北米に準じるが、日本ではハイブリッドがメインになる。また夏~秋にかけては、クラリティのPHV、そして晩秋にはハイブリッド専用車インサイトが発売される。
スズキは新型ジムニー。3月のジュネーブショーで公開後、新工場での生産が始まる国内仕様は6月後半以降に発売されるはずだ。スバルは新型フォレスターの発売が控えている。4月のニューヨークショーで公開後、10月前後に国内発売となる模様だ。
<3月>
「三菱・エクリプス クロス」
1.5リッター直噴ターボのFFと4WD。事前受注が始まっている。
「日産・セレナe-POWER」
3月19日発売。ノートに続くe-POWER第二弾。駆動モーターを大型化。
<4月>
「ホンダ・CR-V」
待望の国内発売。メインは2ℓハイブリッド。
<6月>
「スズキ・ジムニー」
待望のフルモデルチェンジ。定評のオフロード性能はもちろんオンロード性能も向上。
<7月>
「トヨタ・クラウン」
新プラットフォ—ム採用でスポーティフォルムに。全車4気筒エンジンに。
「ホンダ・N-VAN」
N-BOXとは微妙に異なる専用ボディ。ターボ車もあり。
<8月>
「トヨタ・センチュリー」
V12を止めて、5ℓV8ハイブリッド(FR)に。
「レクサスES」
北米でのモデルチェンジを機に初の国内発売。FFミディアムラージのプレミアムセダン。
<9月>
「ホンダ・クラリティPHV」
100km以上のEV走行が可能なプラグインハイブリッド。
<10月>
「スバル・フォレスター」
SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)採用の第三弾。
「リーフNISMO」
大容量バッテリー搭載。航続距離もさらに伸びる。
「ダイハツ・タント」
DNGA採用の第一弾。センターピラーレスを踏襲。
「レクサスUX」
レクサス版のC-HR。
<11月>
「ホンダ・インサイト」
デトロイトショーでプロト公開中。シビックセダンがベースとなって誕生するハイブリッド専用セダン。
<12月>
「トヨタ・カローラ」
グローバル・カローラに一本化され3ナンバーボディに。
「日産DAYZ/三菱eKワゴン」
日産が設計、三菱が生産。派生EVは2019年に発売。