スポーティなプレステージサルーン『508』とともに、プジョーブースで主役を張っていたのが新型MPV『リフター』だ。どことなく三菱『デリカ』系のタフなイメージがある『4×4コンセプト』が気になる!
日本には導入されていないが、プジョーブランドの小型商用車兼MPV『パートナー』の後を継ぐのが、ジュネーブショーでお披露目された『リフター』。
同じく久々にフルモデルチェンジされたシトロエンブランドの『ベルランゴ』の姉妹車だが、最新のプジョー顔が生むいかつい顔立ちはとてもマッシヴ。とくにコンセプトとして展示されていた『4×4コンセプト』には、どんな道でもへこたれないタフな印象が強く感じられる。
全長は4450mmと意外に短め(5人乗り。他グレードの7人乗りは4700mmを越える)。ただし全幅は2100mm、全高は1900mmに達する。搭載されるパワーユニットは1.5Lディーゼルで、最高出力は96kWだ。
車高を80mm上げてBFグッドリッチのオールテレーン向けのタイヤを履くなど、基本、商用車ベースのマルチタスクな遊びグルマに「アドベンチャー」感をプラスした仕様だが、気になるのは4WDが謳われているところ。
2008から3008、5008と、明らかなSUV路線を走りながらもFFにこだわってきたプジョーだが、リフターでは3種類の走行モードを選択できる、本格的な4WDが採用されているとのこと。3008で予定されているPHEV仕様の4WDとはまた違ったアウトドアステージでの走りの楽しさを味わわせてくれそうだ。