日産オールラインナップ氷上雪上試乗会が長野県・女神湖周辺で行われた。ここで試乗できたノートeパワーを中心にレポートしよう。

日産の氷上雪上試乗会はちょっとユニークだ。走破性の高さをアピールするために都合の条件とするのではなく、性格や用途に応じて様々なクルマ作りを進めていることを強調する。

自動運転支援・先進安全技術をはじめとしたインテリジェントドライビングや、電気自動車や燃料電池など次世代パワートレーンの普及に積極的な姿勢を示す日産は、氷上や雪上という日常とは異なる滑りやすい路面状況のもと、駆動方式やシステムの違いで操縦性がどう変わるのかを体験してもらうことが重要と考えているようだ。

氷上となれば、どうしても滑る。滑らずに走ることも大切だが、どうすればそう滑るのか、その滑り方は駆動方式やシステムによってどう違ってくるのか、そうしたことを知ることこそ、重要ということだ。

加速も制動もモーターが効率よくコントロール

画像1: 加速も制動もモーターが効率よくコントロール
画像2: 加速も制動もモーターが効率よくコントロール
画像3: 加速も制動もモーターが効率よくコントロール

今回注目したのはノートeパワー。1.2L直3エンジンを搭載し、このエンジンを使って発電してモーターで走る電気自動車だ。いわゆる「シリーズハイブリッド」と呼ばれるシステムだが、「エンジンで走る電気自動車」といったほうがわかりやすい。JC08モード燃費は34km/L以上と優れるのも特徴で、生産が間に合わないほどの人気となっている。

電気自動車というと、氷上や雪上走行は苦手なのではと勝手に思い込んでいたが、走り出して驚いた。モーターは発進時から大きなトルクを発生し、しかもそれが繊細に制御されているので、アクセルペダルを踏み込むだけで簡単にスムーズな走行が可能なのだ。アクセルペダルを踏む力を緩めるだけで回生ブレーキが入るので、雪道でも安定感のある制動を見せる。加速も制動もモーターが効率よくコントロールしてくれるので、ドライバーはアクセルペダル操作だけでいいという感じ。これなら誤ってブレーキを踏み込んでロックさせて滑り出してしまうこともない。

このほかにも、トルクベクトル付オールモード4×4iのジューク、Sハイブリッド+メカニカル4WDのセレナ、トランスアクスル4WDのGT-R、FRのフェアレディZなども用意されて、それぞれの駆動方式の違いも楽しめた。

同じFRでもMT仕様の扱いやすいさとVDCのおかげで、滑りはもののぐいぐいと加速したフェアレディZは痛快だったし、GT-Rはトランスアクスルのためリアに荷重がかかり走りが意外や安定していたのにもビックリ。一方でFRのスカイラインは操るのが難しく、VDC をカットするとアクセルペダルを踏み込んでも滑るばかりで手を焼いた。


悪戦苦闘の一日だったが、それぞれの挙動の違いを実感することができた。

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