2017年2月1日より発売になった新型ワゴンR。FX/FZ/スティングレーと、3つの顔を持って登場したことが話題となり、販売状況も絶好調。さらに草刈正雄さんと広瀬すずさんのテレビCMも好評だ。今回はワゴンRスティングレー・ハイブリッドTに乗った試乗記をお届けする。
画像: 【試乗】新型ワゴンRスティングレー 「ターボが買い? それともNA?」2017年3月

ワゴンRでターボ車は「スティングレー・ハイブリッドT」グレードだけ

2017年2月に登場した新型ワゴンR。2012年に発売された先代ワゴンRもそうだったのだが、新型もターボエンジン搭載車を選ぼうとすると「スティングレー・ハイブリッドT」グレードを選ぶほかにない。FZの顔やFXの顔でターボモデルを・・・という願いは叶わない。

ということで、乗ったのはFFのワゴンRスティングレー・ハイブリッドT。
NAエンジン+モーター搭載の新型ワゴンRハイブリッドFZの試乗記は、こちら。

とにかくこのスティングレー・ハイブリッドT、装備が充実している。軽自動車初となるヘッドアップディスプレイやステアリングのオーディオスイッチ、クルーズコントロール、デュアルセンサーブレーキサポートなどなど、とにかくあらゆる装備が標準で装着されている。ただし、車両価格は165万8880円。これに全方位モニター付きメモリーナビが14万0400円、ほかにフロアマットなどオプションが入り、試乗車の価格合計は186万2838円となっていた。

画像: アメリカンな印象の大型フロントグリルを持つ新型ワゴンRスティングレー。以前あったワゴンR RRの雰囲気。

アメリカンな印象の大型フロントグリルを持つ新型ワゴンRスティングレー。以前あったワゴンR RRの雰囲気。

画像: リアコンビランプがクリアタイプになるのがスティングレーの特徴。エアロもキまっている。

リアコンビランプがクリアタイプになるのがスティングレーの特徴。エアロもキまっている。

画像: スティングレー・ハイブリッドTの室内。ステアリングパドルシフトが標準装備。

スティングレー・ハイブリッドTの室内。ステアリングパドルシフトが標準装備。

画像: 軽初のヘッドアップディスプレイも標準装備する。

軽初のヘッドアップディスプレイも標準装備する。

画像: 新型ワゴンRでターボモデルを選ぼうとすると、このスティングレー・ハイブリッドT以外にない。

新型ワゴンRでターボモデルを選ぼうとすると、このスティングレー・ハイブリッドT以外にない。

高速走行は、軽自動車とは思えない走り

ハイブリッドTで、とくに良かったのはやはり高速での走りだ。本線の合流もターボ車らしく非常にスムーズに行えるし、中間加速も遅れ感がない。

首都高などでの段差乗り越えも、ボディ剛性が高くなったせいか、とてもまろやか。一般道ではちょっとザラッとした硬い感覚もあったが、高速ではとてもしっかりとクルージングできる。

画像: 165/55R15タイヤ+アルミホイールを標準装備する。

165/55R15タイヤ+アルミホイールを標準装備する。

ワインディングも“スポーティ”に楽しめる

CVTながら、このハイブリッドTはパドルシフトが付き7速マニュアルモードでも楽しめる。ワインディングではこれを用いてスポーティな走りも楽しむことができる。スティングレーはノーマルのハイブリッドFZよりもステアリングギア比がクイックなイメージなので、そこもスポーティ感の演出に寄与している。

ちょっとした速度でコーナーに入っても、そこはゆっくりとしたロール感だから、グラッと不安定になることはない。トールワゴンのような重心の高さは感じない。

とは言え全高は1650mmあるので、やっぱりそこはアルトワークスのようなストイックなスポーツ走行は難しい。ワゴンRは、そういった意味でも、軽自動車の「ど真ん中」にいるモデルなのだ。

画像: ワインディングも“スポーティ”に楽しめる

新型ワゴンRを買うならNAか、それともターボか?

ということで、この表題の問いに答えるときが来たが、正直これはもうユーザーの使い方によると思う。高速走行を多くする人は、ターボモデルがいい。加速感も遮音も乗り味も、ちょっと前のAセグメントくらいの感覚。軽自動車を運転しているというよりも、ひとクラス上の走りの質感を持っていると言い切れる。

ただし、街乗り中心の人は自然吸気のハイブリッドモデルがオススメ。ちょっとした加速時、モーターの力を借りることで「線の細さ」を感じることはないし、何よりも燃費に優れている。ちなみにスティングレー・ターボTは、今回200kmくらい走行して実燃費は19km/L弱だった。

スティングレー ハイブリッドT試乗 まとめ

新型ワゴンR、走りの質感が大きく向上した。これは先代オーナーなら、ちょっと走れば気づくくらいの進化と言える。クラスを超えた走り、と言い切れる。

軽自動車という規格の中で、これほど走りや燃費、質感を進化させてきたことは、並大抵のことじゃ難しいことだと思うし、それをやってのけた開発陣の熱意にはアタマが下がるところだ。

車両価格の165万8880円・・・も、安全/快適装備テンコ盛りだということを考えれば、そして他社モデルと比べてみても、そんなに高いわけではない。今や、オプションを含めたら200万円を超える軽自動車なんてザラだし、こういった軽自動車のニーズがあることも知っている。

されど、165万8880円。正直に言おう。スイフトRSの169万1280円、イグニスMZの164万1600円、バレーノXTの161万7840円・・・ということを考えると、やっぱりクルマとして、それらの小型車も選択肢に入れたくなってしまう。とくに最近のスズキの小型車は、相当デキが良いだけに、だ。

画像: スティングレー ハイブリッドT試乗 まとめ

主要諸元

スズキ・ワゴンRスティングレー ハイブリッドT

●全長×全幅×全高:3395×1475×1650mm
●ホイールベース:2460mm
●車両重量 800kg
●エンジン:直3ターボ 658cc
●最高出力:64ps ●最大トルク:98Nm
●モーター出力/トルク:3.1ps/50Nm
●タイヤサイズ:165/55R15
●車両価格:165万8880円

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