フォーミュラ1、2017年シーズンも開幕した。2017年の新しいタイヤのレギュレーションは、フロントタイヤが245mmから305mm、リアタイヤが325mmから405mmに幅広くなったことが特徴だ。ピレリF1タイヤのサイドウオールには、カラフルなマーキングがされているが、その意味は何だろう?モータースポーツに詳しいジャーナリスト、安井 信氏に聞いてみた。
画像: F1マシンを正面から見るとわからないが・・・。

F1マシンを正面から見るとわからないが・・・。

画像: 横から見るとサイドウオールが色分けしているのがわかる。これは黄色(ソフト)。

横から見るとサイドウオールが色分けしているのがわかる。これは黄色(ソフト)。

現在のF1タイヤの色は全7色

まず、F1のオフィシャルタイヤサプライヤーであり、単独供給を行なっているピレリのロゴ色は、全7色が存在します。

なぜそうなっているかというと、別に宣伝的な目的ではありません。走行時にタイヤが高速で回ってしまえば、もうロゴ読み取りは不可能。サイドウオールで円いライン状となります。

ただ、その状態でも、色を見分けることはできますよね? ホイールの外周でタイヤが赤く見えるとか、もしくは白だったりとか。このピレリのロゴの色分けを明かせば、サーキットを訪れる観客やTV視聴者たちのためのひとつの“インフォメーション”なのです。ロゴはタイヤの種類ごとに色分けがされます。いま、目の前を行く各車はどんなタイプのタイヤを履いているのか。それが視認できる。ファンサービスのひとつです。

ドライタイヤが5種類、ウエットタイヤが2種類だ

年間を通じ、ピレリがF1に供給するタイヤは全7種類。だからロゴも7色。羅列するとドライタイヤ(乾いた路面向け)がウルトラソフト(紫)/スーパーソフト(赤)/ソフト(黄)、ミディアム(白)/ハード(橙)の5種、雨向けがインターミディエイト(緑)/ウエット(青)の2種で、計7種(=7色)となります。このうち雨向けの2種はすべての開催サーキットに持ち込まれ、ドライタイヤは各々コース性格に合わせピレリが5種のうち3つを指定します。


ではなぜ、この使用タイヤ情報は必要なのか。これはレース展開に関わるものだから。一般にタイヤはコンパウンド(表面のゴム)の質が軟らかいほど路面とのグリップに富み、1周の速いタイムは出る。ただその分、耐久性は欠きます。軟らかいタイヤを履いたクルマがリードする展開で追っかけるもう1台が硬いタイプならば、ピットストップでの逆転等が予想できる。レース観戦中のファンがそんな想像力を働かすこともできるよう、ピレリのF1タイヤはロゴ7色に色分けがされるのです。

画像: このように全7色。右から2本がウエットタイヤで、「Cinturato(チントゥラート)」、左から5本がドライタイヤで「P ZERO(ピーゼロ)名となる。

このように全7色。右から2本がウエットタイヤで、「Cinturato(チントゥラート)」、左から5本がドライタイヤで「P ZERO(ピーゼロ)名となる。

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