いまや2位のアメリカの2倍以上、年間2800万台ものクルマを生産するお隣の国、中国。そんな中国の自動車事情は、いまどうなっているのか? もう8年ほど中国のモーターショーを取材しているモータージャーナリスト、鈴木ケンイチ氏に聞いた。
画像: 中国共産党指導者御用達メーカー「紅旗の」コンセプトモデル。

中国共産党指導者御用達メーカー「紅旗の」コンセプトモデル。

4月の上海モーターショーで見た、中国のクルマ

中国のモーターショーは毎年春に、北京と上海で交互に開催される。昨年が北京で、今年が上海であった。

今年の上海のモーターショーは4月19日に開幕された。中国のモーターショーは破格だ。なんといっても中国の自動車市場は世界最大。成長が鈍化したといいながらも、昨2016年は、前年比+14%の2800万台ものクルマが売れている。

そのため中国ブランドはじめ、欧米、日本など、世界中のメーカーが参戦。2日間のプレスデイでメーカー系のプレスカンファレンスだけで100を超えるのだ。しかし、それでも淘汰が進んでいる。以前は、民族系だけでも100以上のブランドが存在したのだから驚く。

画像: 上海国際モーターショーの会場である上海新国際博覧中心。

上海国際モーターショーの会場である上海新国際博覧中心。

パクリモデルは激減。EVが流行している

ただし、競争を勝ち抜いてきただけあって、中国民族系のブランドの進化も著しい。以前のような、あからさまなパクリモデルは激減した。また、昔はハイブリッドと謳いながらも、けっしてボンネットを開けさせなかった(=張りぼて?)ことも多かったが、最近では、市販車として町中を中国民族系ブランドのプラグインハイブリッド車が走り回っている。

街の様子もそうだが、進化が早いのだ。上海や北京といった都市部の市民は、服装もこざっぱりとして、スマートフォンを使いこなしている。自転車のシェアリングのスマフォのアプリで済ます。町もどんどんきれいになっていく。ただし、空気はどんどん悪くなっているのだが……。

それと国を挙げて電化が進められている。町中を走るスクーターはEVだし、ショーで発表されるコンセプトカーもEVが多い。ドイツ系ブランドも、EV押しだから、ショーはEVだらけ! 中国はプラグインハイブリッドを経由してEVへの道を歩み始めている。そんな印象を抱かせる上海のモーターショーであった。

画像: 大手自動車メーカー「北京自動車」のプラグインハイブリッド「BJ80 PHEV」。どことなくメルセデス・ベンツGクラスに似てる気もする・・・。

大手自動車メーカー「北京自動車」のプラグインハイブリッド「BJ80 PHEV」。どことなくメルセデス・ベンツGクラスに似てる気もする・・・。

画像: 民族系ブランド「チェリー」のコンセプトモデル。SUVも根強い人気。

民族系ブランド「チェリー」のコンセプトモデル。SUVも根強い人気。

ちなみに露出過多のキャンギャルはいない。全体として、清楚なイメージが中心で、書類を持った説明員という女性も多かった。

画像1: パクリモデルは激減。EVが流行している
画像2: パクリモデルは激減。EVが流行している
画像3: パクリモデルは激減。EVが流行している
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