フェラーリの創業は1947年で今年70周年を迎えた。これを記念して様々なイベントが開催されるようだが、Webモーターマガジンでは何回かにわたってフェラーリ70周年のマイルストーンを振り返ってみたいと思う。第2回は“エンツォ フェラーリ”だ。
画像: 2002年のパリオートサロンで初公開された「エンツォ フェラーリ」。

2002年のパリオートサロンで初公開された「エンツォ フェラーリ」。

最強のフェラーリを象徴するモデル

フェラーリは今年で創業70周年となるが、その歴史の中で振り返るべき名車の1台が「エンツォ フェラーリ」だ。フェラーリ自身が70周年のマイルストーンとして14の出来事を上げているが、そのひとつが2002年の「スーパースポーツカー エンツォ フェラーリの誕生」である。

実は2002年はフェラーリにとって大変な年だった。もちろんいい意味でだが、F1で圧倒的な強さを見せていたのだ。あまりにも強すぎて、M.シューマッハーは7月時点で早くもドライバーズチャンピオンを決めてしまった。コンストラクターチャンピオン決定は8月までずれ込んだが、結果的に2002年シーズンはフェラーリが優勝15回を記録した。

そんなフェラーリ最強の時代に登場したロードカーが「エンツォ フェラーリ」で、F1圧勝の余韻が残る10月のパリオートサロンで初公開された。エンジンは最高出力660psの6L V12を搭載し、生産台数は399台限定だった。

そして何よりも注目されたのは、F1のシングルシーターとの繋がりを感じさせるノーズ形状を持つスタイリングだ。デザインは当時ピニンファリーナに在籍していた日本人デザイナーの奥山清行さんによるものであることはご存じのとおりだ。

フェラーリがF1を席巻している中で、このスーパースポーツが人気にならないはずはなく、歴代限定車の例外にもれず、大きなプレミアム価格がついたことは言うまでもない。

その後、2005年には400台目が製造され教皇ヨハネ・パウロ2世に贈られた。そして、これはチャリティーオークションにかけられ収益の110万ドルは人道支援のためにバチカンに寄付された。

さらにエンツォ フェラーリは後のXXプログラムにおける初代FXXの製造にインスピレーションを与えたということも付け加えておきたい。

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