新製品のゴリラ「CN-G1100VD」を実際に使って走り、その性能を動画で見ていこう。
カーナビLabo 新製品 Gorillaレポート
まずは、目的地を探す
目的地は「50音施設名」「電話番号」「住所地番」などさまざまな方法で検索できる。
施設名検索では一文字入力するごとに次候補となる文字のみがわかりやすくハイライト表示されるため、スピーディな操作が可能だ。また約580万件収録する「あいまい検索」では、施設名の一部や愛称を手がかりに目的地を探し出すこともできる。これらのデータはすべて内蔵する16GBと大容量のSSDに収録されるため、入力に対するレスポンスも軽快だ。
またルート探索では「自動」「有料優先」「一般優先」「距離優先」のほか、「道幅優先」を用意する。「運転に自信がないから、やや遠回りでも広い道を走りたい」という人に、ピッタリだ。
目的地へ向かう〜わかりやすいルート案内
目的地への誘導は、画面表示と音声ガイドで行う。一般道の交差点手前では「方面看板表示」が、高速道路の出口やJCTでは「出口案内標識」「経路案内標識」が、実際の看板と同じ体裁で画面表示されるため、とてもわかりやすい。首都高の入口もリアルなイラストで表現するため、入り組んだ交差点や高架下にある入口でも迷うことはなさそうだ。
また地図の文字サイズは小から特大まで4段階、コンパスアイコンなどの操作ボタンは標準と大の2種類から好みで選択できる。
「スイテルート案内」で快適ドライブ
VICS WIDEで配信される渋滞・規制情報を活用し、より最適なルートを自動で探索、案内する「スイテルート案内」。とくに夕方のラッシュ時など、道路が混雑している時間帯に比較的多くリルートが表示された。その際、これまでのルートと新ルートは画面上に色分け表示し、距離と所要時間の差も案内されるため、新旧ルートを比較しての選択が可能だ。
この機能では、「渋滞回避レベル」を高中低の3段階から設定できる。実際に使ってみて、自分がふだん使う交通環境に適切と思えるものを選べばいいだろう。
「Gロケーション」で自車位置を見失わない
実際に使ってみて感じたのは、専用機ならではのアドバンテージだ。地図データを本体内蔵のSSDに収録しているため、レスポンスはキビキビしているし、検索も素早い。また新測位システム「Gロケーション」のサポートで、GPS電波を受信しにくいトンネル内や高架下でも自車位置を見失うことはまれだった。車速センサーからの情報を使わないという点ではスマートフォンのナビアプリと同じ土俵ながら、使いやすさや測位精度については頭ひとつ出ていると言っていいだろう。
また本体には全国約3万7000件の観光情報「るるぶDATA」を収録、地域ごとに見どころを検索できる。検索した地点はそのまま目的地に設定できるため、レジャードライブにも大いに役立つはずだ。