ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D1.5」のみの設定だったマツダCX-3に、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G2.0」搭載車が追加設定された。その意図と走りはどこにあるのか?
画像: 【試乗】マツダCX-3はSKYACTIV-G搭載で、より機敏で軽快に!

ガソリンエンジン車の追加は、女性ユーザー目線

CX-3の販売面で、特徴的なことがある。2015年の投入当初は、女性ユーザーが2割だったのに対し現在は4割くらいまで増えているのだ。デザイン面、取りまわしの良いボディサイズ、2回の商品改良を経て、充実した安全装置があることが理由として考えられるそうだ。
ただ、ディーゼルエンジンは、ロングドライブ向きで、そこでメリットも大きくなる傾向だが、女性ドライバーはシティユースの場合が多い。近距離移動、タウンユースが主目的となると、頻繁なゴーストップでストレスにならず、短い距離の合流で俊敏性に優れるガソリンエンジンの方がいい。そんな判断などから、今回のガソリンエンジンモデルの追加となった。

さっそく走り出してみると、確かにアクセルワークによく反応して機敏に走る。SKYACTIV-D搭載車に比べて30kgくらいしか軽くなっていないのだが、体感的には100kgくらい違うのではないかと思うほどで、アクセルの開度や操作するスピードに応じて、ドライバーの意志のとおり加速する。

ただ、6速ATは、ノーマルモードでもエンジン回転を割りと引っ張るような設定になっているようで、急加速時などでは若干うるさく感じた。その点を後に確認したところ「積極的に排気音を聴かせる設定にしてある」ということで、好みの範疇なのだろう。もちろん一定速ならば気にならない。

サスペンションは基本はディーゼルエンジン搭載車のままだが、軽量となった分スプリングレートを下げることで対応している。乗り心地は、全体的に角がなくソフトな印象。女性を意識したという言葉のとおり、多くの場合で市街地を走るドライバーには適した設定と感じた。ただ、ちょっとペースを速めてワインディングのS字で揺り返すようなところでは、左右に大きく動く感じもあり、スポーティさを求めると物足りないかもしれない。

今回、CX-3は「SKYACTIV-G2.0」搭載車を追加することにより、「平成30年排出ガス基準75%低減」をクリアした。さらにJC08モードより実燃費に近いWLTCモード(20S PROACTIVEで16.0km/ℓ)の認可を得た。ともにこれはマツダが他自動車メーカーにさきがけたことになる。
なお「SKYACTIV-D1.5」搭載車を含めて、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を全車に標準装着することにより、経済産業省や国土交通省などが普及啓発をする「安全運転サポート車」の最高ランクとなる「サポカーS•ワイド」に全車が該当した。

画像: ガソリンエンジン車の追加は、女性ユーザー目線

WLTCモードとは?▶︎「市街地モード(WLTC-L)」、「郊外モード(WLTC-M)」、「高速道路モード(WLTC-H)」と3つの走行モードで構成された国際的な試験方法。JC08よりも実際の異常実態を反映している。

(文:飯嶋洋治 写真:井上雅行)

CX-3 20S PROACTIVE(2WD) 主要諸元

全長×全幅×全高:4275×1705×1550mm
ホイールベース:2570mm
車両重量:1240kg
エンジン:直4 DOHC1997cc
最高出力:148ps/6000rpm
最大トルク:192Nm/2800rpm
車両価格:228万4200円

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