SUV人気は確かにある。それでもやっぱり強いエコカー。
自販連が発表した2017年1月〜12月の新車販売台数は、乗用車部門で294万3010台となった。これは2016年比で約14万台増(105.1%)と大きく伸ばしたことになる。
車種別に見ていくと、トヨタ プリウスが16万912台でトップ。2015年12月にデビューした新車効果がこなれてきたことから2016年比で64.8%となっている。
2位は日産 ノートで13万8905台(135.6%)と前年の5位から大きく伸ばした。2016年11月に登場したレンジエクステンダーハイブリッド「ノート e-POWER」の登場も、要因のひとつかもしれない。
3位はトヨタ アクアで13万1615台(78.2%)。
そして4位にランクインしたのが2016年12月に登場したコンパクトSUVのトヨタ C-HRで、11万7299台。先鋭的かつ個性的なデザインやサイズ感、ハイブリッドのラインナップなどから人気となったモデルだ。
その他のSUVを見てみると、トップ30にランクインしたのはC-HRとホンダ ヴェゼル(15位)、トヨタ ハリアー(16位)、日産 エクストレイル(19位)、マツダ CX-5(26位)となる。
5位は2016年9月にフルモデルチェンジしたホンダ フリードで10万4405台(200%)。新車効果も重なって前年の16位から大きくジャンプアップ。
その他、デビューから7年を経過したトヨタ ヴィッツが9万248台(125.5%)と8位にランクアップ(前年10位)。予想以上に強かったのが2016年9月登場の5人乗りハイトワゴン、トヨタ ルーミー(11位・7万8690台)/タンク(14位・7万839台)だ。新車効果があるものの、合わせると約15万台と2位に食い込む台数だ。ランクインしていないものの、ダイハツ トールやスバル ジャスティ合わせて4兄弟となっているので大きな勢力といえる。