顧客サービスの充実ぶりに注目
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は、まず世界でのセールス状況を説明した。それによると2017年は全世界で228万9344台が販売されたとのこと。これは前年比9.9%増という素晴らしい数字だ。
モデルとしてはEクラスとSUVが好調だったが、地域では欧州、アジア太平洋、NAFTAの成績がよく、国別では中国が前年比プラス25.9%という驚異的な伸びを見せて58万7868台を記録した。中国はメルセデス・ベンツにとって最大の市場となった。
日本は前年比プラス1.2%の6万8215台で、年間販売記録を5年連続で更新するとともに、3年連続で輸入車ナンバー1となった。また、スマートは2年連続で過去最高となる4638台を記録している。
この結果について上野社長は「メルセデス・ベンツは2017年、商品強化はもちろん、顧客の心の高まりや満足を作り出すための多くのチャレンジをし、強い支持を頂戴することができました。2018年も引き続き、先進性のある魅力的な商品展開と最高のブランド体験を提供して、最も愛されるブランドを目指して邁進します」と語っている。
具体的に2018年は10車種以上のニューモデルを発表するとのこと。その第一弾が同日発表されたEクラスカブリオレだが、さらにCLS、年央にはGクラス、年内にはAMG53モデルを投入するとのことだった。
サービス面ではAIを使った販売システムである“デジタルセールスプロジェクト”を本格的に稼働、また新車オーナー限定の車両無料貸出サービスの“シェアカー・プラス”を開始する。これは新車購入後3年間の無料保証プログラム「メルセデス・ケア」期間中、希望のモデルを3回無料で1週間まで利用できるというものだ。
さらに日本女子プロゴルフ協会(LPGA)メルセデス・サポート選手として、新たに三浦桃香プロを選定したことも発表した。
2018年のメルセデス・ベンツはニューモデルの投入についてはもちろんだが、顧客サービスの面でも注目すべきことが多いようだ。