シャレード・デトマソターボってどんなクルマ?
ダイハツのシャレード・デトマソTURBO(ターボ)は、1983年9月に発売された「シャレードTURBO」にエアロチューニングを施し、専用の内外装備品を使ってドレスアップしたモデル。ちなみにシャレードTURBOは世界初の4サイクル3気筒ターボエンジン搭載車として登場した。
デザインは、イタリアの自動車メーカー、ヌオバ・イノセンティ社代表のアレハンドロ・デ・トマソ氏が直接参画。日/伊共同開発車となる。
スポイラー一体の大型バンパー、サイドスカート、バックドアスポイラーなどでエアロチューニングカーを実現。またディスクホイールにはマグネシウム合金のカンパニョーロ製、165/65R14サイズのピレリP8、本革巻きMOMO製3本スポークハンドルなど、「個性派スポーティヤング」に向けた1台だった。
ダイハツは1981年9月からヌオバ・イノセンティ社向けに1000ccガソリンエンジンを供給。1983年2月にはこのエンジンを搭載した「イノセンティミニ」をダイハツの関連会社ダイハンを通じて輸入販売するなど、相互協力関係にあった。
当時流行のホットハッチは「ボーイズレーサー」という愛称でも親しまれた。このシャレード・デトマソターボのエンジン出力はシャレードターボと同等で、イタリアンデザインのドレスアップモデル。シャレードターボは3ドア/5ドアがあったが、デトマソターボは3ドアのみの販売だった。
主要諸元【シャレード・デトマソターボ】
全長×全幅×全高=3600×1575×1390mm
ホイールベース=2320mm
車両重量=690kg
エンジン=CB-50型 直3 OHCターボ 排気量=993cc
最高出力=80ps/5500rpm
最大トルク=12.0kgm/4800rpm
10モード燃費=18.8km/L
車両価格(当時)
122万4000円(大阪)
※東京は6000円高
1984年【昭和59年】には何があった?
ニュース
●ロサンゼルスオリンピック/サラエボオリンピック開催
●1万円(福澤諭吉)/5千円(新渡戸稲造)/千円(夏目漱石)の新札発行
●禁煙パイポ/カラムーチョ/コアラのマーチ/パックンチョ発売
ヒット曲
●涙のリクエスト チェッカーズ
●北ウイング 中森明菜
●もしも明日が・・・ わらべ