2018年1月30日、日本の乗用車メーカー全8社から2017年1-12月の実績が発表された。それによるとすべてのメーカーが世界生産で前年比プラスを記録、世界経済の好調ぶりが反映される形になった。
世界で2900万台の日本車が生産された
各社が発表した“2017年世界生産台数”は全8社が前年実績を上回った。とくに前年から伸び率が高かったのはダイハツ、スズキ、三菱自の3社だった。ダイハツ、スズキは軽自動車、登録車ともに好調。また三菱自は一時の落ち込みから完全に回復基調に乗ったようだ。
また、国内生産についてはトヨタが3,189,556台で会社の方針どおり300万台以上を維持している。日産、スズキ、ダイハツ、三菱自は前年実績を上回ったが、もともと国内生産比率が高いマツダとスバル、そして現地生産を積極的に進めるホンダは前年実績を下回っている。
乗用車メーカー8社の世界生産はトータルで28,470,284台。これにトラックメーカーのいすゞ、日野自を加えると2,900万台オーバーとなる。日本の国内市場はもはや大きな伸びは期待できないが、日本メーカーの世界での存在感はまだまだ高いことがわかる。
乗用車メーカー2017年世界生産台数
・トヨタ:9,007,511(100.4%)
・日産:5,769,277(103.8%)
・ホンダ:5,236,842(104.8%)
・スズキ:3,302,336(112.1%)
・マツダ:1,607,602(101.4%)
・ダイハツ:1,263,396(119.0%)
・三菱自:1,210,263(110.9%)
・スバル:1,073,057(104.7%)
※( )内は対前年比